まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:20、突然の悪化(1)~犬の腎不全 少しずつ落ちていた食欲~

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元気いっぱいだった最後の日々。10月は食欲も大せいだった

20、突然の悪化(1)~犬の腎不全  少しずつ落ちていた食欲~

10月に入ってもマリモの体調は安定していて、毎日元気いっぱいに過ごしていた。なぜか食欲も増していて、以前は食事のたびに付きっ切りになりトッピングを足すなど色々工夫しないと、なかなか食事を全て食べさせることができなかったのに、この10月は最初のトッピングだけで規定量を全て平らげ、おかわりまで欲しがる日もあった。

マリモの食事に時間がかかることは、私にとって大きなストレスでもあったので、私は大いに喜んだ。そしてこんなに元気なマリモを見ていると、やはり一緒にどこかへ行きたいと思うようになった。

この頃、私は密かに複数の旅行計画を立てていた。まずは近場の温泉地でお泊りの練習をして、慣れてきたら遠くまで連れて行きたい。しかしマリモを飛行機に乗せることはできない。そうするとフェリーで行かれる場所か、新幹線や特急で行かれる場所になる。

マリモと金毘羅参りに行きたい!

そして私は一つの案を思いついた。サンライズ瀬戸に乗って、金毘羅様にお参りしよう!その後は小豆島に移動してのんびりしてもいい。帰りは岡山から新幹線に乗れば3時間程度で新横浜に着ける。

私はサンライズ瀬戸について調べ始めた。横浜出発は22時半ごろなので、その前に夕飯やお散歩、排泄を済ませられる。カートも折りたためるタイプで規定の大きさ以内であれば個室寝台に持ち込める。実際にサンライズ出雲で犬と一緒に旅行した人のブログを読んで見ても、揺れに慣れるまではワンちゃんも落ち着かないものの、個室寝台で飼い主と一緒であれば特に問題も無かったようだった。

私は、来年あたりにはマリモと一緒に金毘羅参りができることを願って、練習に近場を旅するべく、JRのペットカート持ち込み規定を調べた。そしてカートの脚からキャリーバッグを取り外せば手荷物として車両に持ち込める大きさのカートを購入し、まずは母の家に行くときなどに使用し始めた。

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突然嘔吐する数日前まで、元気に毎日お腹を出して眠っていた。

 少しずつ落ちていった食欲

 11月に入り少した頃、マリモの食欲は少し落ち始めた。また以前より漢方薬を嘔吐するようになった。しかし相変わらず元気だけはあり、10月が今までにないほど食欲があったことを考えると、普段通りに戻っただけという気もしていた。ただ漢方薬を嘔吐することについては、以前から度々あったとはいえ、もしかしたら薬が合わなくなってきているのではと思っていた。

その頃、我が家の近くでは大型のアウトレットモール「グランベリー・パーク」がオープンした。このグランベリー・パークは犬連れ大歓迎の施設で、生鮮食品を扱う店舗以外はほぼすべての店舗が犬と一緒に入れる。グランベリー・パークの前身であるグランベリー・モールも、たくさんの犬連れで連日賑わう施設だったこともあり、私は絶対にマリモと一緒に行こうと決めていた。

オープンから数日たった頃、夫が有給を取って平日にマリモと3人でグランベリー・パークに出かけた。平日とはいえニューオープンの大型アウトレットモールは大混雑で、マリモは私が先日購入したカートに入ったまま出てこず、結局殆ど現地では歩かなかった。お昼を食べることもままならない混雑ぶりにあっという間に疲れてしまった私達は、ペット用品を扱う店でマリモ用の腹巻を1つ購入しただけで、さっさと帰宅の途に就いた。

そしてこのグランベリー・パークへのお出かけは、夫とマリモと三人で一日がかりで出かけた最後のお出かけとなった。 

※まりもの名前は本来ひらがな表記ですが、文中では読みやすいようにカタカナにしてあります。

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