まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも:6回目の月命日

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2019年11月。尿毒症の為、連日の点滴が続いたけれど、マリモはじっと耐えていた。

6回目の月命日

マリモが虹の橋に旅立ってから、今日で早いもので半年が過ぎました。あれから暫くは毎日泣き暮らし、非常事態宣言解除後にはまた普段通り出勤する日々に戻り、マリモが生きた記録を残したいとブログを書き始め、その後ピリカをお迎えしたりと色々な変化がありましたが、マリモに対する感情はあの日のまま固まって止まっているように思います。

ピリカは明後日で生後5ヶ月になります。あの日まだ生まれてさえいなかった子が、私の横で元気に跳ね回る姿を見ていると、それだけ時間が過ぎたのだと実感しますが、それでも未だにマリモを看取った日が昨日のように感じられ、マリモを思うたびに涙が込み上げてきます。

ピリカをお迎えした直後、私はピリカと上手く接することができず、受け入れるまでに少し時間がかかってしまいましたが、今はかなりピリカとの生活を楽しめるようになりました。

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マリモ 2018年11月頃。毎日元気いっぱいで腎不全など考えもしなかった。

 当初、私はピリカはあくまでもピリカでマリモの代わりにではないと自分に言い聞かせていましたが、今にして思えばこれは全く見当違いな努力でした。マリモもピリカもそれぞれに個性豊かな子です。ピリカがマリモの代わりになり得るはずがなく、ピリカはあくまでもピリカ、掛け替えのない唯一無二の存在であり、マリモもまた唯一無二の存在で、他のワンコが何匹いたとしても、マリモを失った悲しみを和らげてくれるものではありません。

ピリカの成長がいかに嬉しく幸せなことでも、マリモが居ない寂しさは癒えることがない。当たり前ですよね、それぞれが掛け替えのない命なのですから。そんなことを今頃になってやっと悟りました。

正直に言ってしまえば、日々成長していくピリカにマリモの面影をみることは今も多々あります。生後5ヶ月と言えば、生後3ヶ月半で我が家に来たマリモがやっとお散歩デビューを果たし、生活のリズムも出来上がってきた頃です。食事をあまり食べてくれなかったり問題はあったものの、日増しに可愛さを増していくマリモが可愛くて可愛くて仕方ない頃でした。

今、スクスク成長し、日増しにお転婆度と可愛さを増していくピリカは、あの頃のマリモを彷彿とさせることが度々あります。でもピリカの表情、声、仕草の全てが自分はピリカなんだと全身で主張していて、マリモの面影は直ぐに取り払われてしまします。

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明後日で5ヵ月。元気いっぱいのピリカ。

ピリカはマリモよりはるかにお転婆で超頑固者。しかも叱られても全く懲りるということがありません。多少きつく叱っても全くトラウマにならないのでその点は気を使う必要はないのですが、躾に関してはマリモよりかなり手こずっています。

今頃マリモは虹の橋で元気に走り、時々我が家の様子を見ては、チーちゃんと2人で私がピリカに手を焼く姿を笑っていてくれるといいのですが・・・。

筋金入りの甘えん坊将軍で、いつも抱っこをせがんでいたマリモ。冬場は抱っこしているだけで私のお腹はポカポカと暖かく、抱っこしたままソファーでうたた寝することもしばしばありました。なんて幸せな日々だったのだろうと思います。今でも時々、一日の終わりにソファーでウトウトしている時など、マリモがお腹の上に乗っているような錯覚を起こすことがあります。

ピリカも抱っこすれば温かいですが、近所でも有名な暴れん坊将軍のピリカはあまりじっとしていないので、まだまだ私のお腹を温める気はなそうです。

可愛いマリモ。私が愛して止まなかったマリモ。生まれながらに重篤な病を背負い、短い生涯を懸命に生き抜いたマリモ。マリモはこれからも、いつまでも私の大切な宝物です。今日は仕事は休んでずっとマリモの側にいようと思います。

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