まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:総集編1 ~祝・まりも日和100記事~

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マリモ 2019年8月頃

まりも物語:総集編 1 ~祝・まりも日和100記事~

2020年5月19日、我が家の愛犬マリモは2年と18日の短い生涯を閉じました。

先天性の腎臓形成不全による重度の腎不全を患いながらも成犬まで成長し、命の限り腎不全と闘い抜いたマリモ。その生涯を書き残したい、今も腎不全を患う犬のために参考になる情報を残したいという思いから、7月から約2ヶ月かけてマリモの生涯を全42話の「まりも物語」として綴り、その後も度々番外編を書いてきました。

そして「まりも物語」を書いている途中でピリカが家族に加わり、ちーちゃんが虹の橋を渡って、気が付けば「まりも日和」もこの記事で100記事目です。今、改めて「まりも物語」を読み返してみると、あまり腎不全の兆候とは関係ない記事もあり、何の参考にもなっていないものもありますが、犬の腎不全を考えるうえで参考になるものもいくつかはあります。

今回は100記事という節目であることもあり、腎不全の兆候や食生活、医療費、検査数値など犬を飼う人に読んでもらいたいと思って書いた記事を振り返りたいと思います。

①腎不全の兆候

marimotan.hatenablog.com

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 マリモは元気な女の子でしたが、なぜか全然食事を取ろうとしてくれませんでした。本来ならば成長期の赤ちゃん犬がまったく食事をとらないということはかなり異常なことで、すぐに病院で検査を受けさせるべきだったのですが、マリモはお菓子類やお芋は喜んで食べていたため、私はマリモの食欲不振は単なる我儘だと思い、獣医師ではなく犬のトレーナーさんに相談していました。

そして飲水量も今なら明らかな異常だとわかりますが、その頃は子犬は結構お水を飲むものだとしか思っておらず、尿が多いのもお水の飲みすぎのせいだと思っていました。犬の飲水量の目安は体重(kg)×50ccだそうです。マリモは体重(kg)×100ccぐらい飲んでいました。もしこのブログを読んでくださっている皆さんの家のワンコが体重(kg)×50cc以上のお水を飲んでいたなら、至急血液検査を受けることを強く強くお勧めします。

また、マリモは多淫多尿のためよくお漏らしをしていました。尿量が多すぎて無意識のうちに漏らしてしまっていたようです。もし愛犬が寝ている間など無意識のうちにお漏らしをしている時には一度検査を受けることをお勧めします。

②腎不全の食生活

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腎不全の子はとにかく食事が大変です。いろいろ工夫しないと食べてくれません。マリモが食べていた食事の詳細については上記の記事をご参照いただきたいですが、簡単にまとめると

1、フードはふやかすより温める(香りを立たせる)

2、毎日変化をつける(私は毎日トッピングを変えていました)

3、手作りするときは必ず茹でこぼしを行う

の3つになるかと思います。腎不全末期の子は食べなくなると驚くほどの速さで衰弱します。大変だとは思いますが、しっかり食べさせてあげてほしいと思います。

③医療費

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上記の記事にはマリモの通院でかかった医療費を記載しています。腎不全の場合、医療費以外に療法食の費用も掛かるので、毎月の出費には頭を抱えることも少なくありませんでした。

慢性腎不全の場合、治療は長期間に及びます。資金繰りは早めに考えておくことをお勧めします。

総集編2では、血液検査の数値の推移や末期の症状についてお話ししたいと思います。

 

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