まりも物語:総集編2 ~祝・まりも日和100記事~
こんにちは。今年もあと僅かになりましたね。今年は正月早々誤嚥性肺炎になったマリモを抱きかかえて毎日通院することから始まり、5月にはマリモを虹の橋に見送りました。そして8月にピリカを迎え、10月の終わりには実家のチーちゃんを虹の橋に見送ることになるなど、とにかく犬に始まり犬に終わった気がします。
今回も前回同様に「まりも物語」について振り返りたいと思います。
④血液検査
ここからは腎不全末期の血液検査です。
以上がマリモの血液検査について記載している記事です。数値についてはマリモのような先天性の腎臓形成不全と老犬の腎不全では差が出てくるとは思いますが、進行具合の一応の目安にはなるのではと思います。因みにBUNは計測できるのが130までだったので、それ以上は針が振り切れてしまい計測できませんでした。
腎不全で注目すべきはCREとBUNです。この数値が上がり始めたら注意してください。
⑤腎不全末期
以上がマリモの腎不全末期の記事になります。特に亡くなる1日前に始まった呼吸困難の症状は腎不全だけでなく色々な病気や老衰で別れが近づいてきた時に現れる症状ではないでしょうか。
腎不全末期は、よく尿が出なくなったらもう危ないと言われますが、マリモの場合、最後の日まで排尿も排便もありました。なので尿が出ていても決して安心しないでください。また呼吸困難の場合はペット用の酸素ボックスレンタル業者も近年は多数あるので、もしペットの呼吸が荒くなった時には近場にレンタル業者が無いか探してみるといいと思います。
まりもが懸命に生き抜いたことを私は生涯忘れない
以上、まりも物語の振り返りでした。一度書き終えてしまったものですが、思い出したことがあると番外編で記事を書く以外にも、以前の記事に書き足したりしています。それらが少しでも腎不全の犬と暮らす飼い主さんの参考になるように、若しくは飼い主さんが早く愛犬の腎不全に気づくきっかけになるように祈りながら。
マリモは先天性の腎臓形成不全だった為、僅か2年しか生きられませんでしたが、その生涯を通じて苦しみや痛みに耐え、必死に生き抜いてくれました。看病中は色々と悩むことや精神的に辛くなることもありましたが、どんな時もマリモが必死に生きようとする姿に励まされ、支えられていたように思います。
マリモと過ごした短い日々はだんだんと遠ざかっていきますが、私はマリモの飼い主になれて本当に幸せだったと思いますし、マリモが必死に生きた姿を生涯忘れずに生きていきたいと思います。
マリモは私が初めて自分で育てた犬であり、私と夫が初めて家族にお迎えした子でした。泣き虫で頼りないママを懸命に支えてくれたマリモ。今は安らかに眠って欲しいです。そして生まれ変わったら今度こそ健康な体に生まれて幸せな犬生を送って欲しいといつも祈っています。