まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

ペットの医療費について考える(1)~高額なペットの医療費~

f:id:Marimotan:20210103162403j:plain

2018年12月 ソファーの上で眠そうなマリモ。

重篤な腎不全など考えてもいなかった頃。

ペットの医療費について考える(1)~高額なペットの医療費~

こんにちは。

コロナの感染者数がうなぎ上りの状態なので、引きこもりのお正月を過ごしています。時間がたくさんあるのでペットの医療費について考えてみました。

ペットは人間のように健康保険が無いため、けがや病気の際には全額が自己負担になり、ひとたび大怪我や重篤な病を発症すると高額な医療費がかかります。たとえ重篤なものでなくても、例えば先日ピリカが下痢をした際には3日間の通院で2万円弱の医療費がかかりました。

ペットの医療費に対する考え方はそれぞれです。私はマリモの件もあり、ピリカには免責額が無く通院保障が厚い保険を掛けていますが、私の友人夫婦は保険はかけず、1匹につき100万円を医療費として確保しています。

他にも考えれば色々な方法があると思いますが、たとえ若くて健康なワンコであっても、どんな形であれ絶対に医療費対策は必須だと思います。

ペットの医療費対策として、最も手軽で種類も豊富なのはやはりペット保険でしょう。調べてみたらたくさんの保険会社が様々なプランを販売しています。自分でもエクセルで比較表を作ってみたのですが、ブログに上手く貼り付けられませんでした(-_-;)。でも保険料と補償内容の比較が解りやすくまとめてあるサイトを見つけたので、ご参考までに貼っておきますね。

www.pets-station.info

ペット保険には、マリモの腎不全による通院の際に本当にお世話になりました。僅か1年9か月のマリモとの生活の中では200回を超える通院(病院と自宅が100mぐらいしか離れていなかったため、多少重篤な状態でも入院はさせず何かあったら病院に電話することにしていました。)で、掛かった費用はは保険適用外の漢方薬や温熱療法などの代替医療、療法食等も含めると200万円に達しました。

その家の経済力によるとは思いますが、この金額は私たち夫婦にとっては大変な問題で、一昨年11月にマリモが腎不全末期の尿毒症に掛かって以降、毎月の医療費が16万円を超える状態が続いたときには本当に頭を抱えたものです。

保険を掛けておいて本当に良かった

そんなマリモの闘病生活では、医療保険の給付金は大変ありがたい物でした。マリモの場合は入院や手術はしなかったので、請求したのは通院保険金と葬儀費用になりましたが、その給付額は総額で60万円を超えています。

私がマリモに掛けていたのは「SBIプリズム少短」という会社の通院日額5000円の保険です。

www.animalclub.co.jp

特に色々検討したわけでは無く、ブリーダーさんに勧められた保険の内容を見て、補償の範囲も保険料も問題なかったので加入したのですが、個人的には良い選択だったのではと思っています。私がこのプランで良かったと思ったポイントは、

①免責額が無く、補償割合が100%(日額5000円まで)だったこと。

②通院の補償日数が年間60日と比較的多めだったこと。

③マリモのように重病が判明した後でも契約が更新できたこと。更新時に腎不全が不担保にならず、2年目も通院保険金を満額請求できたこと。

の3つになります。

マリモの場合は腎不全だったので「治る」ということが無く、通院は長期戦でした。なので通院に対する補償日数が長かったのには本当に助かりました。保険の中には通院日数に制限のないプラン(補償割合が50%~60%のものが多い)もありますので、長期戦であればこちらの方が良かったのかもしれませんが、マリモの場合は腎不全が発覚した当初に週2回通っていた点滴が大体5000円だったので、この日額5000円までの100%補償(60日まで)がちょうど点滴代60回分を補ってくれる形になりました。

また、病歴からすれば更新時に腎臓系の疾病は不担保になっても仕方がないと思っていましたが、通院保険金を限度額まで使い切ったにも関わらず不担保にはならず、何ら条件も付かずに更新できたことは本当に助かりました。無条件で更新できたおかげて2年目も新たに通院補償を60日分使うことができました。

各社のプランにはそれぞれ一長一短で特色があり、どれが良いと一概には言えません。なので自分が求める補償に合ったプランをよく吟味して選ぶのが一番だと思いますし、いいと思えるプランが無ければ貯蓄で備えてもいいと思います。

次回は保険に入る場合、全てのプランに共通するチェックしたいポイントについてお話ししたいと思います。

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村