まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:まりも22回目の月命日

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まりも22回目の月命日

こんにちは。

3月も下旬になり暖かい日が増えましたね。

今月は夫の転勤&単身赴任が決まってから毎日がバタバタと過ぎて行きました。

夫の正式な配属日は4月1日からなのですが、3月22日から引き継ぎのため千葉に出社することになりました。なので至急引っ越す必要があり、物件探しは会社でやってくれるものの、それ以外は全て私が手配しなければなりません。大急ぎで家具、家電、引っ越し業者の手配を行いました。

夫は平日はガッツリ仕事ですから、私の方で必要な物を揃えるのは良いのですが、肝心の物件が14日まで決まらず、部屋の間取りがよく分からない状態で家具を揃えるのはなかなか難しかったです。途中何度かキレそうになりましたが本日無事に引っ越し作業は終わり、夫は明日から平日は千葉での生活が始まります。

週末はこちらに帰ってきてくれるとはいえ夫のいない生活は寂しいと思いますし心細いです。でもピリカと2人て頑張るしかありません。因みに夫が暮らすことになるマンションは、いかにも単身赴任者向けなマンションでペット可物件ではないですが、壁が厚いのでピリカを連れて行っても大丈夫そうです。ただ、国道沿いに建っているので騒音が酷い!昨夜は二人ともほぼ一睡もできなかったので早急な防音対策か、若しくは再度の引っ越しが必要かもしれません。

マリモの月命日に引っ越して行った夫

この三連休、ピリカはトレーニング教室にお泊まりで行ってもらいました。大人気で平日は全く予約が取れないお教室ですが連休中は空きがあり、3ヶ月ぶりに予約が取れました。そして私達はお教室にピリカを預け、マリモの22回目の月命日である3月19日に夫の引っ越しを行いました。

出発前、いつもの月命日同様にマリモの仏壇にお供えをしてお線香をあげた時、夫はマリモの遺影に話しかけていつもよりだいぶ長い時間手を合わせていました。

夫の部屋は最寄駅から徒歩10分弱、近所に大きなスーパーも有ります。でも仕事を終えて疲れて帰っても暖かい夕飯も無く、飛びついて喜ぶピリカも居ないと思うと、やはり家族で引っ越すべきだったのかとも思います。しかし単身赴任での2拠点生活は夫の発案ですから、とりあえずは様子を見るしか無いでしょう。せめて週末に帰ってきたら豪華なご飯を作り、お惣菜をたくさん持たせようとは思っています。それに気掛かりなのはあの道路の騒音。あれだけは到底眠れる音量ではないのでどうにかして欲しいです。夫が睡眠不足で体調を崩さないといいのですが・・・

2年前の今頃は

2年前の今頃は、ちょうどコロナ感染拡大で大騒ぎになり緊急事態宣言が出される直前でした。絶食に陥っていたマリモは3月3日に突然食事を再開し、少しずつ元気を取り戻して3月末にはお散歩も再開していました。

私はマリモが絶食に陥ってからも「何としても2歳までは生きて欲しい」と思いながら必死で毎日通院させていましたが全く効果が無く、このまま治療を受けさせ続けるのはマリモの苦しみを長引かせているだけなのではと、家でも病院でも泣いてばかりいました。それが食事を始めると徐々に回復して家の中を歩き回り、遂に外をお散歩し始めた時には嬉しくて涙が出ました。そして桜が咲くまでは持たないだろうとされた余命宣告を超えて、遂に私の悲願だった2歳のお誕生日を迎えたのですから、あの2ヶ月間、マリモは本当に奇跡の頑張りを見せてくれたと思います。

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心の準備期間

今にして思えば、3月初旬に余命宣告を受けた時はもうマリモの症状は末期も末期、限りなく終わりに近づいていたにも関わらず、私にはマリモを看取る心の準備ができていませんでした。しかしあの余命宣告後の2ヶ月間で、私は少しづつ心の準備というか、終わりが確実に近づいていることを受け止めるようになったと思います。元気に歩いていても、抱っこすればマリモの口からは腐敗臭のような臭いがしましたし、貧血が進んだせいで歯茎まで白くなっていっていました。なので回復を喜びつつも、もう残された時間は少ないのだと悟っていきました。

その後、非常事態宣言の発令で夫も私も毎日在宅になり、最後の40日間は買い物で外出する以外はずっとマリモと一緒。最期の時も2人揃って見送ることになりました。パパに抱っこされって旅立ったマリモ。パパっ子だったので今も時々夫の布団に潜り込みにきているのではと思います。

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ピリカが寂しがらないように

マリモがいた頃は仕事が多忙を極め、平日はなかなか遊んであげられなかった夫は、ピリカを大変可愛がって育て、マリモにしてやれなかった分を取り戻すようによく遊んでいました。そんな夫が週末しか帰ってこなくなれば、ピリカは寂しがることでしょう。だからピリカがあまり寂しがらないよう、平日は私がしっかり遊んであげる時間を取り、夜は抱っこして目一杯可愛いがろうと思っています。そしてマリモには泣き虫ママとヤンチャなピリカが平穏無事に過ごせるよう、そして少し遠いけど一人で頑張るパパが元気に暮らせるよう見守っていて欲しいと思います。