まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

遠距離介護diary:義父の電話(2)

昨年11月の月寒公園

義父の電話(2)

こんにちは。

今日は前回の続きです。

marimotan.hatenablog.com

月曜日の夕方に横浜に戻ってきました。木曜日の夜にペットホテルに預けていったピリカとは4日ぶりの再会です。幸いいつも利用しているトリミングサロンだったので、ピリカはスタッフさんにも慣れており、普段から仲良くしているワンコがトリミングに来ていたりして、結構楽しく過ごしていたようでした。

ホテル滞在中の様子は毎日写真いっぱいの日記を書いてお迎えの時に渡してくれますし、
お散歩の様子はインスタグラムに動画を載せてくれます。

22日は掃除と買い物

早朝に家を出て札幌に向かって病院に役所に走り回った21日が終わり、義父と食事を取った後、義父は泊まって行けと言いましたが、私はいつも泊まるビジネスホテルに向かいました。

そして22日は義実家の掃除と食料の買い出しに明け暮れました。義父はちゃんと掃除をする人ですが、やはり年を取ると掃除機をかける程度しかしなくなたので、棚には埃が積もっていますし、床もちょっとベタベタします。私は9時に百均が開くのを待って掃除用具一式を購入し、義父の朝食用のパンと牛乳を持って義実家に向かいました。

義実家に着いたのは10時前でしたが玄関で迎えた義父はまだパジャマ姿。以前のシャキッとしていた義父からは想像しがたい姿です。それでもパンを出すと急いでお湯を沸かしてコーヒーを煎れてくれました。

そして朝食が終わったら私はお掃除開始です。義父には座ってゆっくりしててと何度も言ったのですが、私が掃除をしていると落ち着かないようで、私の周りをぶらぶらと落ち着きなく動き回っていました。

義父は度々私に「○○(夫)は元気にしているか?今度いつこちらに来るんだ?」と話しかけてきました。夫は元気にしていますし、次は11月に二人で来ると何度も答えるのですが、ほんの10分もすればまた「○○は元気か・・」に戻ってしまいます。その日は午前中だけでも5回ぐらいは同じことを話しましたが、義父が夫に会いたがっていることがヒシヒシと伝わってきました。

そして午前中にざっくり掃除を終えると午後は買い出しです。近所には大きなショッピングセンターがあるので、義実家とショッピングセンターを数回往復して日用品や食材を揃えました。

これからは札幌に来る機会は激増するでしょうし、ピリカも連れてくることになります。幸いなことにこのショッピングセンターにはトリミングサロンやペットホテル、ドッグラン、動物病院が全て揃った大型ペットショップが入っています。私は買い物の前にその大型ペットショップにペット用品の品ぞろえを見に行くことにしました。

ざっくり見たところ、幸いにもピリカに必要なものはここで全て揃いそうですし、冬用の犬服もたくさん売っています。ピリカは雪遊びが好きですが、そもそもヨークシャーテリアは寒さにも暑さにも弱い犬種なので防寒着は欠かせません。今回はともかく、来月夫も来た時には二人でピリカ用品も揃えることになるでしょう。

昨年11月札幌。今年も11月に札幌に来ます。

年末年始は札幌で

まだ飛行機は予約していませんが、私達は今年の年末年始は札幌で過ごそうかと思っています。これまではいつも年末年始を外して雪祭りのシーズンに来ていたので、結婚以来、年末年始に帰省したことはありませんでした。しかし今の義父の様子や衰えるスピードを見ていると、あまり考えたくはないですが今年が一緒に年越しをする最後のチャンスかもしれないと思うのです。

特に認知症が進んでいく速度から考えれば、しっかり意思の疎通ができて、会話を楽しめる状態の年末年始は来年以降もやってくるかは分かりません。7月に来た時と比べても症状が進んでいるのは明らかで、既に話の半分はかみ合わなくなっています。

そしてもし年末年始を札幌で過ごすのであれば、もちろんピリカも一緒です。多分私とピリカは夫よりも早く来て、夫は仕事納めが終わったら来ることになるでしょうから、年末年始はピリカとの初めての二人旅になりそうです。ピリカは遂にお爺ちゃんとご対面!元気なピリカはきっと義父にも愛嬌を振りまくでしょうし、義父にも良い刺激になるでしょう。

そんなことを考えながら義実家とショッピングセンターを数回往復して買い物を済ませ、義父と夕飯を食べた後で再びホテルに戻った私は、義父の様子を夫に電話で報告しました。

夫は義父の心配は勿論ですが、コロナ感染以来少し疲れやすくなっている私の体調を心配しており、翌日は義父用の作り置き惣菜づくりで忙殺される予定だった私に、次回行くまでの食事はレトルトでも冷凍食品でもいいから少し休むようにと言いました。

今回は翌々日には帰る予定していましたが、最終日の午前中はボイラー工事に立ちあって、午後には横浜に帰ってピリカを迎えに行かなくてはなりません。確かに疲れを感じ始めていたので、夫の言う通り総菜作りはせずに、翌日の午後はのんびりすることにしました。

次回に続きます。