まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

遠距離介護diary:義父の電話(3)

お散歩中のピリカ。この笑顔で義父を癒してほしかったのですが・・・

義父の電話(3)

こんにちは。

だいぶ寒くなってきましたね。前回の記事からかなり間が開いてしまいました。

前回の記事では、義父の電話で札幌に駆けつけて掃除や買物をしたところまで書きましたが、その翌日は日用品を買って義父宅に向かい、義父とのお昼を食べた後はのんびり過ごしました。

そして最終日は午前中にボイラー修理に立ち会った後、横浜に帰ってピリカと4日ぶりに再会!ピリカは大喜びで飛びついてきました。

年齢を感じる・・・

昔から元気で足腰が丈夫なのが取り柄だった私ですが、アラフィフという年齢のせいか、帰って来た後は妙に怠い日々が続いて週3日の通勤とピリカの散歩だけでへとへとになり、ブログの更新もすっかりサボってしまいました(−_−;)。加齢のせいか更年期なのか・・・、私も若くないなと感じてしまいます。

その間も定期的にネットスーパーで買い物をして義父宅に届けたり、お弁当の宅配サービスを手配したりして義父が問題なく生活できるようにはしていましたが、やはり不安なのか義父からは頻繁に電話が掛かってきます。

夫は毎日仕事で帰宅が遅いとわかっているのでしょう。義父はいつも私に電話をかけてきます。色々大変なこともありますが、義父との接点が増えたおかげで新しい発見もありましたし、以前の義父は私と話す時は聞き役に徹していたのですが、最近では若かりし日の話など、自分のことを色々話してくれるようになりました。そんなこともあり、最近になって以前よりも義父との距離が縮まったと感じています。

要介護2

先週は木曜日から札幌に行き、包括センターの職員さん、保健師さん、ケアマネジャーさんと打ち合わせをしました。義父の介護認定は暫定ですが要介護2になるそうです。

義父は助けがあれはまだ自宅生活が送れますし、本人もそれを望んでいます。ですので、まずはヘルパーさんに週に2回程度入ってもらい、週に2回程度デイサービスにも通う予定にしています。

本来であれば数カ所のデイサービスを見学して通う場所を決めたいところですが、現在北海道ではコロナ感染が拡大しており、候補だったデイサービスは軒並みお試し体験は中止されてしまっています。どうするかはケアマネさんと相談中ですが、義父のデイサービス通いは少し先になりそうです。

秋の月寒公園

ゴミ屋敷一歩手前

先週は金曜日から夫も札幌に来て2人で義実家の掃除をしたのですが、義父が書斎にしていた部屋のドアを開けてビックリ!洗濯していない衣類や色々な郵便物などが積み重なっていて殆ど床が見えません。義実家では普段はリビングと義父が寝起きする和室しか使っておらず、私が行った時も水回りとリビング、和室しか掃除していませんでした。

残りの2部屋のうち一つは義父の書斎になっており、もう一部屋は私達が帰省した際に泊まっていた部屋なのですが、私達が使っていた布団もカビ臭くなっていて、床も壁紙も黒ずんでいます。

夫と2人、大慌てでゴミ袋を買いに行き、ゴミを分別して片付けて行きましたが、とても泊まれる状態ではありません。急いで近くのビジネスホテルに部屋を取り、夜まで掃除して夕食後、私達はホテルに泊まることにしました。

以前に義実家に泊まったのはもう5年ほど前のことで、その時は普通にきれいな部屋と布団がありました。しかしその後は義父の申し出でいつも義実家近くのホテルに宿泊するようになり、義実家に滞在するのは主に夕飯を共にする時だけで、リビングと和室以外の部屋に入ることはありませんでした。

これでは年末にピリカを連れてくることはできないでしょう。連れてくるならピリカ用にケージや間仕切りは買うつもりにしていましたが、すばしっこいピリカのこと、目を離した隙にカビやゴミを口にしてしまう可能性がありますし、第一私達が寝る場所がありません。

札幌の中心地にはペット可のホテルは殆どありませんから、まずは義実家で捨てるべき物を全て捨ててカビが生えているように見える部屋の壁や床を張り替えないと、ピリカと一緒に札幌に行くのは難しそうです。

一体いつからあの部屋にゴミが溜まり始めたのか。部屋の状態から言って、少なくとも数年前から溜まり始めたことは間違いないでしょう。私は何故7月と10月に来た時に残る2つの部屋の状態を確認しなかったのか・・・。色々と悔やまれてきます。

先月の電話で駆けつけた時、通帳やキャッシュカードを探そうと私が書斎に入ろうとした時、義父は「そっちには置かない」と遮りました。今にして思えば書斎を見られたくなかったのでしょう。

実際、いつも義父はお財布や家の鍵はリビングに置いていましたし、貴重品を入れる棚は和室にあるので、私もそちらにある可能性は低いと思って中に入ることはありませんでした。リビングと和室をかなり徹底して探しても見つからなかったのだから、義父を説き伏せて残りの部屋も見るべきでした。

私達が掃除をする間、義父は落ち着きなく歩き回り「申し訳ない」と繰り返しました。でも本来、申し訳ないのは私達の方です。義父はしっかりしているからと安心しきっていましたが、やはり老人は老人。もっと細かく気を配るべきでした。

これまでずっと一人で頑張ってきた義父。年末年始をどうするか、家のリフォームをどうするか、介護プランをどう決めるかなどやる事はたくさん有りますが、夫と2人で相談しながら進めて行こうと思います。