まりもの一周忌(1)
こんにちは。
マリモは昨年5月19日、2歳を迎えて僅か18日後に虹の橋に旅立ちました。あの日からあっという間に1年が過ぎ、今ではマリモが虹の橋に渡った後に生まれたピリカがほぼ成犬の大きさに育っています。マリモと暮らした日々は少しずつ遠ざかっていきますがマリモと過ごした時間、そして見送った時のことは昨日のことのようによく覚えています。
あの日も横浜市は今日のように朝から雨がパラパラ降る5月にしては肌寒い一日でした。朝一で病院に向かい、一晩中苦しそうに肩で息をして一睡もしなかったマリモを病院に預けて、私はペット用の酸素ボックスを借りに小雨が降る強風の中を業者の倉庫に向かいました。その時はとにかくマリモを家に連れて帰らなければと思い病院を飛び出しましたが、後から考えれば夫も在宅勤務で家にいたのだし、半休を取って酸素ボックスを取りに行ってもらえばマリモにずっと付いていてあげられたのにと悔やんでも悔やみきれない思いです。
私が病院を出る時に、もう殆ど動けない身体を必死に起こし「ママ、行かないで!」と前脚を伸ばしてきた姿が今も瞼に焼き付いています。
今日はマリモの一周忌ということで、2回に分けてマリモの成長記録を振り返りたいと思います。
<2018年>
5月2日
マリモ、西東京市のブリーダーさんの元で生まれる。
8月11日
後の飼い主になるパパママと対面。
8月17日
我が家の子になりました!
9月
お散歩デビュー。最初は土やアスファルトの感触を怖がってなかなか歩かないものの、次第にお散歩好きになりました。また、トリミングを受けてお姉さん顔に。
10月
食の細さは気になるものの、スクスクと育っていました。
11月
生後半年を迎えてかなりお姉さん顔になってきました。
12月
トレーナーさんのお教室に通い、お友達が出来ました。トレーナーさんに飲水量と尿の多さを指摘され、一抹の不安がありましたが、初めてのクリスマスと年末を無事に迎えました。
<2019年>
1月
初めてのお正月。29日の避妊手術前の血液検査で先天性腎臓形成不全が発覚し、通院の日々が始まりました。
2月
週2回の皮下補液が必須になるも、通常通り元気いっぱいに過ごしていました。
3月
皮下補液と漢方薬、クレメジン(毒素吸着剤)の服用で体調は安定。食欲も出てき体重も4kgを超えました。
4月
初めてのお花見。ママが週3日パートのお仕事を始めた為、毎週金曜日はトレーナーさんのお教室に通い始めました。
5月
1歳になる。ママがお仕事を初めて1か月、やっとお留守番にも慣れてトレーニング教室でも元気に遊んですごしていました。
6月
病院通いが欠かせないものの、毎日元気いっぱいで一番楽しかった頃。体重は4.2kgまで増えました。
7月
ママがメニエール病になり、半月以上寝込むことに。マリモはトレーナーさんのお教室に行くとき以外はママの横に座ったり、心配そうに寄り添ってくれました。
8月
最初で最後の「まりも記念日」(マリモのうちの子記念日)を迎えた時。食欲も体力もあり、酷暑の中を元気に過ごしていました。
我が家に来てから腎不全発覚までの5ヶ月間、まりもは本当に元気にスクスクと育っていました。しかし飲水量が多いとは思っていましたし、睡眠中にお漏らししてしまったり、異常に気付く機会はあったのに、私はあまり深刻に考えていませんでした。
もっと早く検査を受けて治療を始めていたら、マリモ はもう少し長く元気で過ごせたかも知れないと思うと、今も悔やんでも悔やみきれない思いです。
腎不全が発覚してからも、最初で最後の「まりも記念日」を迎えた頃はまだ毎日元気いっぱいに過ごしていました。また、私がメニエール病になり、目眩と吐き気で動けなかった時には、いつものいたずらっ子の顔は封印して、静かに添い寝してくれました。マリモを私のベッドに上げて一緒に眠ったのはこのメニエール病の時と、旅立つ直前の数日間だけです。落ちたら危ないと思い、マリモを私達のベッドに乗せることはなるべく避けていたのですが、こんなに早くお別れがくるのなら、もっとマリモをベッドに上げてたくさん一緒に寝てあげればよかったと思います。
次回は2019年10月から2020年5月までを振り返ろうと思います。