まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

ぴりか日記:最近のぴりか家② ピリカの楽しみママの楽しみ

2023年8月 早朝のお散歩でも楽しそうなピリカ。

最近のぴりか家② ピリカの楽しみママの楽しみ

先週は久しぶりに雪が積もった東京ですが、今週はかなり暖かくなるようですね。今日は昨年のピリカ家について、特に最近のピリカとママの最近の楽しみについて書きたいと思います。

お留守番を頑張ってくれたピリカ

一昨年10月に義父が要介護になって以来、ピリカはたくさんの負担をかけてきました。特に母が腰椎を骨折して以降、お留守番をしてもらう機会がかなり増えています。

冬になってからは、札幌に行った帰りの飛行機が欠航になり、予定より長くトレーナーさんの家で待たせたこともありましたが、ピリカは良い子で待っていてくれました。

そんなふうにいつも頑張ってくれるピリカに、何か楽しい時間を作ってあげたくて、昨年後半に企画したのが、お友達犬とのグループトレーニングでした。

お友達のムック君とリリちゃん

お友達のアロハちゃん。

お友達とトレーニン

レッスンはピリカがお世話になっているトレーナーさんにお願いして、ピリカとお友達犬3匹の合計4匹で昨年9月から毎月1回実施しています。

当初は9〜12月の4回の予定でしたが、犬も飼い主もとても楽しんでいるので、今年も続けていくことになりました。

トレーナーさんが大好きなピリカ。

特にグループレッスン用のメニューがあるわけではないので、トレーナーさんにはレクリエーション的な要素に重点を置いたメニューをお願いし、その他にも、飼い主達の悩みや要望に合わせてレッスンを考えてもらっています。

ですのてしっかりトレーニングと言うよりは、飼い主と犬が一緒に楽しみながら学ぶような内容になっています。

真面目な顔でトレーナーさんの指示を聞く仲良し二匹。

仲良しのお友達と一緒に、毎回色々なゲームを取り入れながらのトレーニングに、ピリカはいつも大ハッスル!

レッスン中、ご機嫌なピリカ。

ちゃんと先生のお話聞こうね!

ただ、毎回ハッスルしすぎるのでトレーニングの成果は正直微妙なところなのですが・・・。まぁ、何よりピリカが楽しんでいるのなら、それで良いと思うことにしています。

最近の私の楽しみ

最近台所に立つ時間が増えた私が、今一番ハマっているのが、スコーンと高加水パンを作ることです。

スコーンも高加水パンも生地作りにかかる時間は約20分、その後、スコーンは約1時間冷蔵庫で冷やして型抜きして焼くだけ。パンは夜に仕込んで一晩冷蔵庫で発酵させ、朝は焼くだけ。どちらも時間が掛からず簡単にできるので、時間がなくても気軽につくれるところが気に入っています。

全粒粉とキビ砂糖のスコーン。

スコーンはスペルト小麦という古代穀物の小麦粉をメインに使い、適当に全粒粉やオートミール粉を混ぜているので、かなりどっしりした食感。食べ応えがあり、朝食にぴったりです。

バナナとメープルシュガーのスコーン。

高加水パンもスコーンと同じスペルト小麦粉を使っており、こちらはスペルト小麦粉だけで他の粉は混ぜません。、小麦粉と水分が同量にしているので加水率は100%。モチモチの食感とオリーブオイルの香りが気に入っています。

加水率100%のスペルト小麦粉パン。モチモチです。

また、最近では3時のおやつ用にお菓子も焼くようになりました。よく焼くのはバナナケーキやスパイスとクルミを入れたキャロットケーキなど、簡単に焼けるお菓子ばかり。

スパイスとクルミがたっぷり入っています。

最近はあまりやっていませんでしたが、10〜20代の頃はよくお菓子やパンを焼いていました。今は新しいレシピに挑戦するのではなく、その頃のレシピを思い出しながら焼いています。

今年も楽しいことがたくさんありますように

一昨年から義父と母のお世話が始まり、何かと落ち着かない我が家。今年も1月から母の救急搬送と入院でバタバタ過ごしていました。

でも、相変わらずコロナなどの感染症や、災害が多発する中で、兎にも角にも全員元気に過ごしていますから、それだけでありがたいことだと思います。

パピー時代から大の仲良しの2匹。
今年もたくさん遊べますように!

今年も実家通いも札幌通いも続きますから、ピリカにはたくさんお留守番をしてもらうことになるでしょう。

いつも良い子で待っていてくれるピリカには、今年も出来る限りお友達と楽しく遊べる時間を作ってあげたいと思います。

ぴりか日記:最近のぴりか家①

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最近のぴりか家①

お久しぶりです。2024年も既に1ヶ月が過ぎて、暦はもう立春ですね。

とても久しぶりのブログ更新になりました。前回の更新は昨年8月ですから役半年ぶりの更新になります。

いつも元気いっぱい、笑顔いっぱいのピリカ。

我が家の2023年

2323年は8月以降ブログはお休み状態でしたが、我が家では相変わらずのドタバタ劇が繰り返されていました。

まず、昨年春頃からもともと食が細い方だった義父の食欲がますます細ってきてしまいました。そこて何か対策が必要になったのですが、ヘルパーさん曰く「Marimoさんの作ったものなら、完食せずとも嬉しそうに食べる。」とのこと。そこで8月からは義父の食事の大部分は私が作り置き惣菜を冷凍して義実家に送り、ヘルパーさんに解凍と盛り付け、時々副菜作りをお願いすることになりました。

最近は週末になると色々食材を買って、先ずは夫に持たせる作り置き惣菜を4日分(主菜4種、副菜4種)作り、それ以外に義父やの好みを考えながら、毎晩にちょいちょい惣菜を作っては冷凍し、2週間に1回札幌に送っています。

しかし冷凍しても美味しく食べられるお惣菜を作るのはなかなか難しいなと思います。本を読んで色々研究していますが、義父が完食することはほぼありません。それでも義父は私の総菜便が着く日をいつも楽しみにしているそうなので、頑張って美味しい総菜を作れるよう研究しようと思ってはいますが、どうなることやら。

そんなこんなで、一昨年は仕事の傍ら洋裁をしていた私ですが、昨年前半は腰椎を骨折した母の世話に実家に通い、後半は仕事が終わったらひたすら台所に立っていたように思います。

それらの合間に札幌に通うので、当然洋裁に割く時間は殆ど取れず、Atelier Marimoは開店休業状態にでした。せっかく少しずつ売れ始め、ネットショップのアクセスも増えてきていたところですが、全く放置状態だったためにすべてが降り出しに戻ってしまった感じです。

また、昨年後半は色々なアクシデントがあり、横浜↔︎札幌を何度も往復することになるなど、とにかく目の前のやるべき事に対応するだけに終始しているうちに終わってしまったように思います。

ブログについても惣菜メニューの覚書や義父との出来事、ピリカの成長ぶりの記録として記事に書いておこうと思ってはいましたが、全然更新できていません。

この笑顔に元気をもらっています。

元気なピリカに感謝

私がそんな状況で夫は単身赴任で週末しか帰ってこないというのに、ピリカは2023年もこれまで同様、元気いっぱいに過ごしてくれました。

札幌通いにしても、母のサポートにしても、多少お留守番が長くなろうが、トレーナーさんに預けられようが殆ど動じないピリカだからこそできること。これがママと離れるのがダメな子や、新しい環境が苦手な子だったら本当に大変なことになっていたでしょう。いつも元気に笑顔をたくさんくれるピリカには感謝しかありません。

Atelier Marimoの新作?ピリカのサマードレス。
ぴりか記念日

もう約半年前のことになりますが、8月22日は3回目のピリカのうちの子記念日、「ぴりか記念日」でした。「まりも記念日」は1度しか一緒にお祝いできてかなかったこともあり、ピリカが無事に3回目のうちの子記念日を迎えてくれたことは本当に嬉しく思います。

赤ちゃんの時からパワフルだったピリカは、あれから3年が過ぎ、ヨーキーとしてはかなり大きめ(4.5kg)の心身ともにとても逞しい女の子に育ちました。

子犬時代は夫がメインでお世話をしていたせいか、今もピリカは超パパっ子。パパが帰ってくると一気にテンションが上がります。早いもので夫の単身赴任生活も2年近くになりました。今年中には終わるはずなので、早く毎日パパと一緒の生活に戻れたら良いなと思います。

お留守番が多くても頑張ってくれてます。

2024年も多分大激動

そんな慌ただしい2023年を過ごした我が家ですが、2024年もおそらく大激動になるでしょう。まず、年明け早々に母が救急搬送されて入院しました。特に深刻な状態だったわけではなく、私と兄の忠告を聞かない母が無理をして転倒したのですが、母の今後については兄と話し合う必要があると思っています。

そして、今年で夫は定年を迎えます。かねてより夫の定年後は札幌に住みたいと考えていた我が家は、直ぐにではないにしても札幌移住に向けて本格的に取り組むことになるでしょう。母のこともあり、定年後すぐに札幌に引っ越すのは難しいかもしれませんが、移住する方針そのものは変えないつもりです。

パパが買ってくれたコンサドーレ札幌のユニフォーム。

そして夫が定年になれば、義父のお世話はかなりの部分を夫に任せることができるでしょうから、Atelier Marimoための時間を取り戻したいと思っています。

まだまだ先が読めない日々が続きますが、昨年は本当に停滞の一年と言いますか、転職以外何も進まなかったので、今年はもう少し前に進んでいきたいと思います。

まりも物語:5回目のまりも記念日と3回目の命日

日向ぼっこが大好きだったマリモ。

5回目のまりも記念日と3回目の命日

こんにちは。

今年のお盆は猛暑と台風で大変でしたね。ニュースを見ると西日本はかなり深刻な被害が出いますが、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、これ以上被害が大きくならないことを祈っております。

幸い横浜市はあまり台風の影響を受けることもなく過ぎましたが、我が家は特に出かけることもせず、お盆休みは家でのんびり過ごしました。ただでさえバタバタしている時に転職した自分が悪いのですが、介護も転職もAtelier Marimoも!と欲張りすぎたせいか、最近心身ともに電池切れ気味だったので、出かけない休暇で良かったと思います。

5回目のまりも記念日

昨日は5回目のマリモ記念日、マリモが我が家の子になった日でした。

あの日のことは今も良く覚えています。マリモ は家に着いてから全く吠えず、ベッドの上でただただシッポを振っていました。全然遊ばないマリモを夫があの手この手であやしていたのがつい先日のように思い出されます。

それから少しずつ我が家に慣れてゆき、少しずつ活動範囲を広げていったマリモ。夫と2人でスクスク成長するマリモを見守った日々は本当に幸せな時間でした。我が家では1度しか祝うことのなかった「まりも記念日」ですが、これからもずっとお祝いしていくつもりです。

因みに来週、8月22日は3回目のピリカ記念日になります。猛暑が続く中でも元気いっぱいのピリカ。残念ながら記念日当日は夫は不在なので、週末に夫とピリカと楽しくお祝いしたいと思います。

2019年5月頃 お友達と元気に遊んでいました。

今年も雨が降りました

もう3ヶ月も前のことになりますが、5月19日にマリモの3回目の命日を迎えました。あれから3年、マリモを思い出しては未だに時々泣いている私ですが、ピリカの明るさと元気さのおかげでやってこれたと思います。

マリモが旅立った日は5月にしては肌寒い雨の日でした。そのせいか5月の雨は私にマリモが旅立った日を思い出させます。そして偶然ですが、昨年も今年もマリモの命日は雨が降りました。ピリカと並んで窓から冷たい雨を見ていると、マリモの記憶がより鮮明に思い出され、一緒に暮らした日々を愛おしく感じます。

あの日々のことは決して忘れていませんが、やはり時間とともに記憶は少しずつ遠ざかっていきます。しかしピリカと一緒に雨を見ていると、あの日、衰弱したマリモを抱えて朝一に病院に行ったこと、雨の中を酸素ボックスを借りに走ったこと、夫と2人で苦しそうなマリモを見ながら何度も背中をさすったことなど色々と思い出され、3年が過ぎても涙が溢れます。

2019年1月頃。抱っこ大好きの甘えん坊でした。

最近は良くも悪くも毎日が忙しく、マリモがいた日々を思い出す回数は減りました。幸い新しい仕事はとても順調で毎日充実していますが、義父や母のサポートに関しては、一時より落ち着いてきたとはいえ常に何かしらの問題が起きています。

続く札幌通い

7月初旬には、義父がお世話になっていたケアマネさんが配置転換で担当から外れることになり、新しいケアマネさんとの面談を兼ねて札幌の義父に会いに行きました。

義父はヘルパーさんの力を借りながら1人で頑張っていますが、最近はかなり食が細くなってきています。ケアマネさんをはじめ、皆さん私が何度も東京と札幌を往復しなくて済むよう気遣ってくれますが、それでも何だかんだと次々に対応すべきことは尽きません。

命日のたびに毎年雨が降るのは、そんなバタバタとした日々を過ごす私に、マリモが「マリモはここに居るよ!」と話しかけているようにも思えてきます。

在宅勤務が始まって

4月に始まった在宅勤務も、早いものでもう5ヶ月目。当初は足に纏わりついては大騒ぎしていたピリカも、今ては私が仕事を始めるとお昼寝しながら待っています。

毎日ピリカと過ごしていると、やはり転職は正解だったと思えるのですが、同時にマリモの時も家にいてあげたかったと思わずにはいられません。

思い返せば、マリモは抱っこが大好き好な子でした。

2020年4月 在宅勤務になったパパに毎日抱っこされていました。

 

朝、ピリカはケージから出ると毎日大暴れですが、マリモはママの抱っこで二度寝が定番のコース。昼間も元気に遊んだあとは必ず「抱っこして」と足元に来る子でした。

できることなら、もっともっとたくさん抱っこしてあげたかったと思います。

たとえ生まれ変わっても

マリモが旅立ってからもう3年以上が過ぎましたから、もしかしたらマリモはもう生まれ変わっているのかもしれません。でも、たとえ生まれ変わってどこかの家の子になっていても、マリモはいつまでも我が家の大切な家族。うちの子記念日だってずっと祝っていきます。

できるなら次に生まれても我が家に来て欲しいけれど、もし別の家の子になったとしても、マリモが健康で幸せな犬生をおくれるよう、いつまでも祈り続けたいと思います。

ぴりか日記:3歳になりました!

あたし、3歳になりました!

3歳になりました!

お久しぶりです。気がつけばもう6月も後半、前回の記事から1ヶ月半ぶりの更新です。

ちょうど5月の中頃から更年期?なのか心身ともに不調を感じ、ブログもお休みしておりました。

5月にはマリモの3回目の命日もあったの記事を書きたかったのですが、これはまた別の機会に書きたいと思います。マリモの命日には夫と2人、マリモがお空で楽しく暮らせるように、そして再び産まれる時には健康な身体に産まれるようにと祈りながら静かに過ごしました。

祝!3歳
この笑顔からたくさんの元気をもらっています。

6月21日、ピリカは3回目の誕生日を迎えました。

昨年から続く我が家のドタバタに巻き込まれ、少なからぬ影響を受けているピリカですが、いつも笑顔を絶やさず元気いっぱいに過ごしてくれています。

犬ってとても表情が豊かな動物ですが、ピリカは凄く笑顔が多い子。お散歩中はいつもご機嫌なので、近所の方々から「ピリちゃんはいつも笑っている」、「ピリちゃんは表情豊だよね」と言っていただくこともたくさんありました。

お散歩大~好き!

昨年から様々なことが起こり、色々な意味で余裕の無い日々が続いていますが、そんな毎日の中でピリカの笑顔には本当にたくさんの力をもらっています。

ママが寝不足だろうと毎朝6時前から起きて朝から元気いっぱいのピリカ。疲れていてお散歩に行きたくないなと思う日もありますが、ピリカが嬉しそうに歩く姿を見れば、頑張ろうという気になってきます。

ママが在宅勤務になって

4月に在宅勤務が始まった時には、私が仕事を始めてもピリカの遊ぼうアピールが激しくて大変でしたが、最近ではピリカなりにママは仕事中なのだと理解してきたようです。この頃は足元で丸くなってお昼寝したり、窓際で日向ぼっこしたり、ソファーでうとうとしながら大人しく待っていてくれるようになりました。

だいぶ落ち着いてきましたが、今もお友達とは仲良く遊んでいます。

今回の転職は色々な事が重なって大忙しの時に決まり、このタイミングでの転職は見送るべきかと悩みましたが、結果としては転職して良かったと思います。ほぼリモートとはいえ、メンバーもとても良い人達で、たまに出社した時にはワイワイ楽しくランチをするようになりました。

翻訳という仕事がら、多国籍なメンバーで働くことが多いのですが、今回も日本人、韓国人、中国人のメンバーで楽しくやっています。

時々いたずらをして仕事の邪魔をします。

今後の仕事についても考えて決めた転職に後悔はありませんが、また再来週は札幌に行きますし、まだまだ忙しい日々は続きます。でもピリカと一緒ならきっと頑張っていけるでしょう。

楽しい3歳になりますように!

暫くは・・・

最近、あまり余裕がなくブログからは少し遠ざかっています。多分、この状態は暫く続くでしょう。最近ではAtelier Marimoも滞ったままになってしまいました。でも、今後も間隔は空いても記事は更新していきますし、時々皆さんのブログにもお邪魔させていただきますね。

ピリカともども、今後ともよろしくお願いします!

まりも物語:5歳の誕生日 〜腎不全と生きたまりもへ〜

ソファーからじっとこちらを見つめるマリモ。2019年7月

5歳の誕生日 〜腎不全と生きたまりもへ〜

こんにちは。

転職から1ヶ月、慣れない仕事と母のサポートであまり時間が取れず、久しぶりのブログ更新になってしましました。相変わらずバタバタの我が家ですが、母の退院と私の転職から1ヶ月が過ぎ、最近やっと少し落ち着いてきたように思います。

昨日はマリモの誕生日、生きていれば5歳を迎えていたはずの日です。しかしマリモは2歳で旅立ちましたから、3歳以降の誕生日はお空でむかえることになり、昨日もマリモの遺影に花を手向けて祝うお誕生日になりました。

マリモが我が家で一緒に祝ったお誕生日は僅か2回ですから、既にお空で迎えるお誕生日の方が多くなってしまったことになります。そう思うと私達がマリモと一緒に暮らした時間は本当に短かく貴重なものでした。

犬の先天性腎不全 闘病の記録

マリモは先天性の腎臓形成不全を持って産まれてきましたから、その短かかった犬生の全ては腎不全との闘いでした。当時、私は必死で犬の先天性腎不全について調べましたが、老犬の腎不全と違い、あまり参考になるような資料は無く、症例も少ないため治療はまさに手探り状態。個体差も大きいため医師にも先が読めない中、泣いてばかりの頼りないママと一緒に、マリモは本当によく頑張ってくれたと思います。

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2020年の5月にマリモを看取った後、マリモと暮らした記憶が遠ざかる前に、マリモの腎不全発覚のきっかけや治療の経過、そしてマリモが如何に果敢に生き抜いたかを書き残すために綴ったのが「まりも物語」でした。

marimotan.hatenablog.com

私が「まりも物語」を書いて記事にしたのは2020年の7月から9月にかけてですから、既に3年近くも前の記事なのですが、未だに「まりも物語」は読まれ続けています。

特にここ数ヶ月はブログの更新が滞っていることもあり、最も読まれているのはダントツで「まりも物語」シリーズです。「まりも物語」はGoogle検索から一定のアクセスがあるので、ずっと読まれているのでしょう。マリモの闘病記録が読み続けられていることは嬉しく思いますし、あの時書いておいたことは無駄ではなかったと思う反面、やはり犬の腎不全に悩む飼い主さんは多いのだと思うと、いたたまれない気持ちにもなります。

悲しいことですが、マリモのように先天性の腎臓形成不全で生まれてくる犬を無くすことはできないでしょう。健康に生まれても老犬になると腎不全になる犬は少なくありませんから、きっと今もあちこちに腎不全を抱えながら懸命に生きるワンコと、必死で情報を集めながら治療に通わせている飼い主さんがいるはずです。

そうした飼い主さん達にマリモの闘病記録が少しでも参考になるのであれば、マリモもきっと喜んでくれるでしょうし、供養にもなるのではと今は思うことにしています。

マリモの分まで元気に幸せに

ピリカは6月で3歳を迎えますが、この子は本当に丈夫な子。パピー時代こそお腹を壊したりすることもありましたが、ここ一年は下痢一つしない健康ぶりで、毎日早朝から元気にお散歩しています。

いつも元気なピリカ。この笑顔に助けられています。

特に昨年の10月に義父の遠距離介護が始まって以降、私は何度もピリカを預けて札幌に行くことになりましたが、どこに預けられても全く動じることなく過ごしてくれました。最近は母の入院と手術で随分たくさんお留守番をさせてしまいましたが、それでもマイペースを貫き笑顔いっぱいの姿には、たくさんの元気をもらっています。

また、この4月に私はほぼ在宅勤務の仕事に転職しました。ピリカは最初こそ遊ぼうアピールとオヤツちょうだいアピールが激しく、無視していると人の足元に来てウンチをしたりしましたが、一週間もするとピリカなりにママはお仕事中と理解できたようで、今では仕事中はソファーで寝ながら待っていてくれます。

かつてマリモが座っていた場所に座り、「ママ、まだ終わらないかな〜」とこちらを見る顔や、私が仕事を終えて立ち上がると、飛びついてくる姿は、在りし日のマリモにそっくりです。

マリモがよく日向ぼっこしていた場所で日向ぼっこをするピリカ。

今年の夏休みにはちょっと長めに休みを取り、ピリカも一緒に札幌に行きたいと思っていましたが、先月から新たに母の介護も始まったことで、ピリカを札幌に連れて行く目処は立たなくなってしまいました。

母はとにかく自分のやり方に拘る人。ヘルパーさんの野菜の切り方一つに不満を溜め込む人なので、今の生活に慣れるのは難しいでしょう。それでも何とか年内にはピリカを札幌に連れて行き、義父にその元気を分けてあげて欲しいと思っています。

最近は少し落ち着いてきて、以前ほど走り回らなくなったピリカですが、それでもまだまだ元気いっぱい。マリモの分まで上乗せしたような体力は尽きることがありません。

元気に幸せに生きるために生まれてきたはずなのに、僅か2年で旅立って行ったマリモ。今もクリクリの瞳と可愛い姿を忘れることはありません。いつか時が来れば、今はお空にいるマリモも生まれ変わって、再び地上に舞い降りることでしょう。その時は今度こそ健康に生まれてきて欲しいと切に願っています。そして元気いっぱいで底抜けに明るく逞しいピリカには、マリモの分まで健康に幸せに生きて欲しいと思います。

最近はあまり余裕がなく、皆さんのブログにお邪魔することもありませんでしたが、また少しずつ読ませていただきたとと思います。多分今後もスローな更新になると思いますが、よろしくお願いします。