まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

乳がん生活:治療の記録⑤手術

ママの入院中、良い子で待っていたピリカ

治療の記録⑤手術

こんにちは。

今日は前回からの続きで、

marimotan.hatenablog.com

手術の当日について書きたいと思います。

  • 7:00   起床
  • 8:00    朝食無し(以降、飲水禁止)、 手術着に着替え、血栓防止用ストッキング着用、洗顔、歯磨き、水分点滴始まる
  • 10:30  手術開始
  • 12:30  手術終了、痛み止め点滴開始
  • 15:00  夫が見舞いにくるも、私は爆睡中
  • 16:00  酸素マスク、尿道カテーテルを外す
  • 18:00  夕食 (食べられませんでした。)
  • 22:00  就寝

私の手術は午前10:30頃の予定でした。なので朝食は無く、水分摂取は8:00まで。 

洗顔と歯磨きを済ませたら、手術着と血栓防止用の膝下ストッキングに着替え、8:00過ぎには水分点滴開始、病室での待機がはじまります。

手術待ち中。緊張を和らげるために音楽を聴いたり、
夫とラインをしたりして気を紛らわしていました。

いよいよ手術

音楽を聴きながら待つこと約2時間。前の手術が予定通りに終了したので、10:25頃、看護師さんに先導されて手術室に歩いて向かいました。

初めて見る手術室はテレビドラマで見るものとほぼ同じ。緊張しながら手術台に上がって、手術前の確認事項の最終チェックが終われば、そのまま全身麻酔に入ります。

不安ではありましたが、点滴に麻酔液が挿入されると、ほんの数秒で意識がなくなりました。

手術後

麻酔から目覚めた時は、頭は起きていても身体が動かせず、まるで金縛りにあっているような感覚でした。看護師さんから手術が無事に終了したことを告げられても、小声で返事をするのが精一杯。そのままベッドごと手術室から別の部屋に移動する途中、だんだん傷の痛みを感じ始めてしっかり目が覚めました。

移動中に壁の時計を見ると、12:30を少し過ぎたところ。予定通りの時間だったので、まだ説明を受ける前でしたが、リンパ転移は無かったことを確信し、ほっと胸を撫で下ろしました。

看護師さん、ありがとう!

手術終了直後はあまり痛みを感じませんでしたが、目覚めて少しするとやはり傷は痛み、別室に移動した頃にはかなり強い痛みを感じていました。とは言え、直ぐに痛み止めの点滴が始まったので、痛みが強かったのは20〜30分程度だったと思います。

看護師さんが手にしっかりナースコールのボタンを握らせてくれて、何度も様子を見に来てくれたおかげで、安心して休むことができました。

ただ、麻酔が醒めた後は乗り物酔いのような気分の悪さが夕方まで続き、麻酔中は喉に管を入れていたため、手術後暫くは喉がイガイガしていました。

15時にやってきた夫

医師から12:30に手術結果の電話を受け、15時の面会開始時間ピッタリにプリンを2つ持って病院に来た夫。

その頃私はまだ別の部屋で、酸素マスクをしながら熟睡中でした。看護師さんに別室に案内された夫は、眠っている私を少し見て、病室の保冷庫にプリンを入れて、そのまま帰ったそうです。

面会は1日1回15分までの制限があったので、結局その日は夫には会えずじまい。20時まで面会できるんだから、夜に来てくれたら良かったのに・・・。

看護師さんから話を聞いた時は、「全身麻酔手術なのに12:30に終わって15:00にプリンは食べられないでしょ」と2人で笑ってしまいました。

結局この日は夜まで気分が悪く、水分だけ摂るのが精一杯。通常通りの夕飯が出ましたが、一切食べることができませんでした。

プリンを少しだけ

その後は、主治医の先生から手術結果の説明を一通り受けたら、長かった一日のスケジュールは終わり、のんびりタイムです。

もう今日はこのまま絶食していようと思っていたのですが、消灯時間が近づいた頃、何だか甘い物が欲しくなり、夫が冷蔵庫に置いて行ったプリンを食べることにしました。

プリンが大好きな私は、いつもなら一つぐらいペロっと食べてしまいますが、この日はほんの少しだけ。2〜3口しか食べられませんでしたが、仄かな甘さと卵と牛乳の味がとても美味しく感じられ、一日を穏やかな気持ちで終えることができました。