まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

with コロナの日々:新型コロナBA.5感染 療養記録(2)

ママの療養が終わり、お友達とお出かけした時のピリカ。楽しそうです。

新型コロナBA.5感染 療養記録(2)

こんにちは。

早いもので今日でコロナ感染からちょうど1か月経ちました。今はもうほぼ完全に普段通りの生活に戻っています。

更新が遅くなってしまいましたが、今日は前回の続きです。前回は症状の推移を書きましたが、今日は自宅療養について書こうと思います。

<自宅療養の必需品>

  • パルスオキシメーター
  • 医療用抗原検査キット

自宅療養の必需品と言えばまずこの2つでしょう。パルスオキシメーターで定期的に血液中の酸素飽和度を測り、93%を切った場合には神奈川県の場合、「コロナ119番」に電話しなければなりません。

※私は勘違いして119番しなければならないと思っていましたが、119番ではなく「コロナ119番」の間違いでした。

神奈川県では重点観察対象者(65歳以上、妊婦、重大な持病のある人等)以外はパルスオキシメーターの貸し出し対象ではない為、自分で用意しなければなりません。私は夫に購入して送ってもらいました。絶対に必要ではないですが、やはり測れないと不安に感じると思うので一家に一つは有った方が良いと思います。

抗原検査キットは研究用の物と医療用の物がありますが、使用できるのは医療用のみです。薬局で買えますが買える薬局が限られているので通販が便利です。抗原検査キットは発熱外来にかからず自主療養する場合や濃厚接触者になった時には必須になりますので、必ず用意したほうが良いでしょう。

<自宅療養時に役立ったもの>

これは結構人によって異なる部分だと思うのですが、あくまで私が一人で療養した時と言うことで参考までに書いておきます。

  • 防災用品(水、食料)
  • 調理の要らない食べ物(私の場合は、甘酒、豆乳、バナナ、チョコレート、ヨーグルト)
  • 除菌スプレー

今回の療養で想定外の大活躍だったのは防災用品(水・食料)です。我が家では防災用品がひと通り揃えてあるので長期保存水をはじめ食料も長期保存のパンやビスケット、炊き込みご飯などがあります。買い物に行かれない療養生活では、後半の食欲が出てきた時にこの食料が重宝しました。

左:子供のころから大好きなビスコ
右:ご飯はお水を入れるだけで作れます。

また、特に防災用品ではないですが長期保存水と一緒に備蓄していたアクエリアスの粉末も重宝しました。高熱が出て何も食べられない時、私はお水にこの粉末を適当に溶かして飲んでいましたが、単にお水を飲むより栄養が摂れて良かったと思います。

普通のアクエリアスとビタミン入りがあります。

私は体調が悪くなると直ぐに固形物が喉を通らなくなるため、発熱時は基本的に絶食に近くなります。そんな時によく飲むのが甘酒豆乳。マグカップに甘酒と豆乳を適当に入れて電子レンジでチンするだけなのですが、効率よく栄養補給ができるのでお勧めです。あとはバナナやチョコレートも手軽に栄養補給できて便利でした。

夫の除菌スプレーコレクション。

除菌スプレーは一人で療養する場合には外出し始めるまであまり使いませんが、家族と同居の場合は必須だと思います。

そして地味ですが、トイレットペーパーなどの日用品の備蓄は重要です。我が家は夫が毎週末在庫チェックをしているおかげで、日用品を切らす心配が無かったのはとても助かりました。

〈行政の対応〉

行政の対応に関しては、以前の記事にも書きましたが、基本的には特に連絡は無く、自分で厚生労働省のHER-SYSに健康状態を入力したり、神奈川県の場合はLINEの神奈川療養サポートに入力します。

  • HER-SYS

HER-SYSは陽性判定されると発熱外来からシステムに登録され、その後保健所からスマホに届くログイン用のIDを使って、日々の体温や症状を入力するのですが、私の場合はIDが届くまで5日かかりました。都内在住の友人は7月に感染したのですが、8日経ってもIDが届かず保健所に電話して送ってもらったそうです。そんな感じなので療養に役立つとは言い難いですがHER-SYSにログインしないと療養証明書が取れないので、遅くなってもIDは絶対必要になります。

  • 神奈川県療養サポート(LINE)

これも体温と症状を入力するのでHER-SYSと全く同じです。そして特に何か連絡が来るわけでもありません。個人的にはHER-SYSだけで十分だと思いました。

ただ、HER-SYSも今後は重症化の懸念がある人以外は医療機関による登録が必須ではなくなったので、自治体の療養サポートは入力した方が良いかもしれませんね。

〈発熱外来〉

私は幸い近所に発熱外来があり、直ぐに診て貰えましたが、知人は近くに発熱外来が無く、高熱が出た身体で30分近くも歩いて行ったそうです。コロナはタクシーを含む全ての公共交通の利用が禁止されますから、基本的には歩くしかありません。なので他に掛かり付け医があったとしても、発熱外来は絶対に一番近い場所を選ぶことをお勧めします。

また、発熱外来にかからなくても検査キットで陽性なら自宅療養に入ることができますが、個人的にはやはり発熱外来は受診した方が良いと思います。私の時はレントゲンを撮って肺炎の有無を確認していましたし、薬も処方されました。処方薬を飲んでいても陽性判定の翌日には39°を超えたので、何も飲んでなかったら40°を超えたのではと思います。

最後に頼れるのは家族と友達、ご近所さん

コロナは肺炎にならない限り軽症なので、一人暮らしで39°を超える発熱があっても何ら行政のサポートはありません。頼れるのは家族と友達、ご近所さんです。

私の場合、最も頼りになったのは夫で、千葉からこまめに連絡をくれたり必要な物は早急に買って送ってくれました。また、何人かの友人には感染を知らせていたので療養中はたくさん励ましてもらいました。そしてご近所の犬友さんには隔離療養中に知らせることはしませんでしたが、ピリカのお散歩を再開した後に「そういう時は言って!」と口々に言われ、背中に痛みがある時は何度かピリカのお散歩を代わってもらいました。

コロナは陽性確定後、肺炎にならないと医療機関にも頼れない疾患です。頼りになるのはやはり家族、友人、ご近所さんしかないでしょう。

今は背中の痛みはほぼ消えて、僅かな倦怠感と微妙な体調不良が残るのみですが、とりあえずもう暫くはできる限り安静に過ごしたいと思います。

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