まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

おこもり生活の楽しみ:1、西部警察

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大門刑事と小暮課長に割って入るピリカ。2020年9月頃。

おこもり生活の楽しみ:1、西部警察

こんにちは。

横浜市は現在2回目の緊急事態宣言下にあり、私も週2日の通勤以外は不要不急の外出を避けています。もともとあまり家でのんびりまったりするよりも出かけるほうが好きな私にとっては、なかなかストレスフルな日々ですが、コロナの感染拡大で医療が逼迫している状況では、そんなことは言っていられません。

今回の緊急事態宣言再発出の前から、我が家には空前の西部警察ブームが到来しており、夫と二人、昨年からすっかりハマっています。

渡哲也さん死去のニュースを見て

きっかけは昨年8月の渡哲也さんの訃報でした。私も夫も渡さんの代名詞ともいえる「大門刑事」が大活躍する刑事ドラマの金字塔、「西部警察」を見て育った世代です(私はPart2の途中ぐらいから)。8月頃はコロナは今より下火でしたが、真夏の猛暑で在宅時間が増えていたこともあり、この訃報を受けて久しぶりに西部警察でも見ようかと、夫と二人でDVDを借りに行ったのが我が家のブームの始まりでした。

当初はそんな古いドラマのDVDなんておいてあるかな?と思っていたのですが、ちゃんとありました!それもPart1からPart3まで、レンタル用のセレクション版ですがしっかりあります。私と夫は大喜びで、まずはPart1から借りることにしました。

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石原プロモーションHPより画像をお借りしました。

ど派手なアクション、爆発、暴力、何でもありの刑事ドラマ

西部警察と言って誰もが思い浮かべるのは、あのど派手なアクションと爆破シーンなのではないでしょうか。子供のころにも毎回テレビに釘付けになって見ていましたが、その迫力は今も変わらず、現在の刑事ドラマではありえない、パトカーを何台もひっくり返すアクションや、街中での発砲、ダイナマイトでの爆破など、今見てもやはり凄いな~と見入ってしまいます。

また、もう40年も前に作られたドラマということもあり、現代との比較も楽しめます。久々に西部警察を見た私が驚いたのは、

①1980年代の渋谷は必ずしも若者の街だったわけではなく、普通の買い物中の主婦が普段着でたくさん歩いていた。

②青山や恵比寿、広尾あたりでも角刈りやパンチパーマのおじさんが結構歩いている。オフィス街でもパンチパーマの人が歩いていた。

③トイレやお風呂がついていないアパートが都心の一等地に普通に存在していた。

④日本人はこの40年で物凄く若々しくなった。また、女性ファッションセンスやお化粧技術は物凄く向上した。

などなどですが、とにかく今では考えられないような場面がたくさん出てきます。射殺命令も出ていないのに犯人射殺は当たり前ですし、ライフルで銀行を襲う強盗も日常的に起こります。街のチンピラは、職務質問を断っただけでボコボコに殴られていますし、西部署管内では立てこもり事件も日常茶飯事、生活の一部といったところです。もう治安が悪いの何のって、それだけでも大笑いできます。

今ではありえないシーンの数々

西部警察のDVDには、映像の最初に「現在では不適切と思われるシーンも含まれておりますが、歴史的価値を尊重して原作のまま収録しております」といった感じの但し書きが表示されますが、本当に今放送したら大問題になるであろうシーンがたくさんあります。

まだ容疑が確定たわけでもない容疑者が、取調室でボコボコに殴られていたり、ヤクザの情婦を殴り倒してヤクザの居場所を聞き出したり・・・。

また、今だったら大問題になると思いますが、ある回では、あるヤクザの情婦に聞き込みに行った際に、その情婦はちょうど着替えの真っ最中て、お真っ黒な下着姿で「は~い!」と玄関を開け、刑事が部屋を漁っている最中に黒いストッキングをガーターベルトで留めはじめます。そして刑事二人に「ねぇ、私の靴下が片方無いの。探してくれる?」と頼むのです。結局、この片方のストッキングが犯人特定の鍵になるので重要なシーンではあるのですが、見ていた夫と私は「あんな格好で玄関開ける人いないでしょ!」と大笑いでした。

また、列島縦断ロケの北海道編では、犯人グループはバズーカー砲や手榴弾武装しており、とてつもなく危険な中を大門軍団と北海道警が犯人を追い詰めていきます。すごい迫力で見応えがあるのですが、大門軍団はともかく北海道警察のパトカーは仲間が何台も炎上する中でも、全くひるまず犯人を追い詰めます。その北海道警の命知らず過ぎる追跡が私にはツボで、大笑いしながら何度も見てしまいました。因みにこの北海道ロケでは豊平川の河川敷で撮影が行われているのですが、当時札幌在住の高校生だった主人は友達と見に行ったそうです。

決して再現できない貴重なドラマ

今見てみると、突っ込みどころ満載のドラマではあるのですが、やはりなんといっても迫力満点で、本当に面白いです。すっかりハマった夫は、レンタルだけでは物足りないと、ついに全236話収録のDVDを購入してしまいました。最近は夜は全く外出しないため、連日のようにDVDを見ていますが何せ236話もあるのでまだまだ楽しめそうです。

ストレスが溜まりがちなおこもり生活の日々、こんなに楽しく毎晩大笑いさせてくれる西部警察に、渡哲也さんに、石原裕次郎さんに感謝しつつ、ご冥福をお祈りしたいと思います。

 

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