まりも 29回目の月命日
こんにちは。10月も半ばを過ぎてだいぶ涼しくなってきましたね。
暑い夏の間は少しおとなしかったピリカですが、涼しくなるほどにパワーアップして、日に日にお散歩距離が伸びています。私も良い運動になるので助かるのですが、最近は日が短くなってきたので家に帰ると真っ暗になってしまいます。
29回目の月命日
今日はマリモの29回目の月命日です。マリモがお空に旅立ってからもうすぐ2年半。毎日朝から走り回るピリカを見ていると、マリモもこんな風にお空で走り回っていて欲しいなと切に思います。
3年前の今頃は、まだマリモが尿毒症を起こす前で容態も安定しており、脚に留置針を刺さずに過ごしていた最後の時期でした。思い返すと不思議なのですが、もう尿毒症の一歩手前に差し掛かっていたはずなのに、この頃のマリモはそれまでで一番食欲旺盛で、いつも食事をさせるのには凄く苦労していたのに、気がつくとフードボールが空になっていることもあるほど良く食べていましたし、お散歩も張り切ってあるくので、週末には足を伸ばして広い公園まで出かけて行きました。
あの時期、何故マリモがあんなに元気だったのかは分かりませんが、今にして思えば毎日留置針を脚に刺したままになってしまう前に、一緒にお出かけして思い出を作る時間があったことは本当に良かったと思います。
看取りについて考える
先日一緒に昭和記念公園に出かけたリヤンちゃんのママさんは、約3年半前に当時7歳の愛犬を腎不全で亡くしました。そんなこともあって、私とリヤンママは時々犬を看取った時について話すことがあります。
何度か記事にも書いていますが、私はマリモの看取りに関して幾つか大きな後悔があります。最期の日に病院に長時間置き去りにしたこと、水分が代謝しきれていないことに気付かず肺水腫をおこさせてしまったこと、未だに思い出しては悔やんでいます。リヤンちゃんのママさんも、当時は必死でしたが今になると悔やまれることはたくさんあるそうです。
できるだけ自然な最期を
そんな私達が次にペットを看取る時には絶対に気をつけたいと思うのは、過剰に医療を受けさせたり延命措置を行わないということです。マリモの闘病で私が最も優先したのはとにかく苦痛を少なくすることでした。もちろん少しでも長く生きてほしいとは願っていましたが、生きる時間の長さより充実した日々を送ることに重点を置き、生活上の楽しみを制限し過ぎないこと。そして可能な限り苦痛を和らげる処置に関しては制限なく受けさせようとしていました。
しかしいざマリモが末期に差し掛かると、絶食に陥り日に日に衰弱していく姿を見ていられず、私はマリモを連れて毎日病院に通いました。最初に尿毒症になった時にマリモが静脈点滴で一気に回復した時のことが頭から離れず、苦痛を和らげるには静脈点滴しかないと、とにかく点滴を欠かさないことしか頭に無かったと思います。
結果、点滴の水分を十分に代謝しきれなくなったマリモは肺水腫と見られる呼吸困難に陥り、苦しんで苦しんって旅立っていきました。
リヤンちゃんの先代犬も、ママさんが必死で様々な医療を受けさせる中、最後は恐らく薬の副作用だったのか、全身に血栓ができて亡くなったそうです。
私にしてもママさんにしても、その時は何とか苦痛を取り除いてあげたいと必死だったのですが、医療に頼りすぎた結果、結局はさらに苦しい最期を迎えさせてしまいました。
人間もそうですが、生き物が最期を迎える時は脱水になって干からびるように逝くのが理想的なんだそうです。
全てが今にして思えばということになってしまいますが、あの時私にもう少し冷静な判断ができ、過剰な点滴を止めていたら、もしかしたらマリモはもう少し楽に逝けたのではないか、もう少し自然な形で終われたのではないかという思いが頭から消えることは有りません。リヤンママさんも同じ思いだと言います。
ペットの看取りは難しい決断の連続になりますが、今後もし同じような状況になったら、なるべく冷静に見守り、楽に逝けるように少しずつ準備している身体に余計な医療を受けさせることは控えるようにしたいと思います。
暴れん坊将軍、完全復活!
現在の我が家の暴れん坊ピリカは、秋になって過ごしやすくなったせいか日に日にパワーアップして、暴れん坊将軍完全復活といった感じです。先週末は主人と3人で川沿いの道を1時間半も歩きました。
マリモが本来持っていたはずの元気を全て上乗せして我が家に送り込んだのではと思うほどに元気なピリカ。終わりそうで終わらないコロナや物価上昇など不安要素が溢れる日々ですが、ピリカから元気をもらいながら、前を向いて行こうと思います。