まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:まりも21回目の月命日

f:id:Marimotan:20220220100640j:plain

2019年8月。まだ元気だった頃のマリモ

 

まりも21回目の月命日

こんにちは。

まだまだ寒い日が続いていますね。コロナも相変わらずで、いつ収束してくれるのやら・・・。

でも色々不便はあるとは言え、もう2年近く続くコロナ禍でも、夫も私もピリカも元気に暮らせているのは本当にありがたいことだと思います。

特にピリカの存在は大きく、元気で人懐っこいピリカのおかげで、ご近所に随分たくさんの知り合いができました。コロナで思うように友人に会えない日々の中で、毎日のお散歩で挨拶を交わし、時には長い立ち話をしたり、時には一緒にドッグランにお出かけしたりできる人達に巡り会えたのは全てピリカのおかげです。

そしてこの元気なお転婆娘を我が家にお迎えできたのは、50年以上もペットには殆ど興味無く生きてきた夫を重度の犬バカに変えたマリモのおかげです。

マリモが旅立って1年9ヶ月

昨日はマリモの21回目の月命日でした。マリモが旅立ってから1年9か月が過ぎたことになります。3か月半で我が家にやってきて2歳と18日で旅立ったマリモが私達と一緒に暮らしたのが1年9か月。今月でマリモは我が家で暮らした時間よりも虹の橋で暮らす時間の方が長くなりました。マリモと暮らしていた時は腎不全発覚前から食事には大変苦労していましたし、発覚後、特に最後の半年は連日の病院通いと徐々に悪化していくマリモの様子に泣いてばかりの日々でしたが、それでも全てが愛おしく私の宝物です。

ピリカは明日で1歳8か月。よくヤンチャな子でも1歳を過ぎればだいぶ落ち着いてくると言われてきましたが、今のところ落ち着く気配は全く無く、相変わらずのお転婆ぶりです。

思えばマリモが1歳8か月を迎えた頃は、体調が落ち着いている時でも週4回の点滴が欠かせず、前脚には常に留置針が刺さったままになっていました。本来であればまだまだヤンチャで元気であっただろう時期に、もう殆ど遊ぶこともなく一日の殆どをソファーに座っていたマリモを思うと涙が出ます。そして2年前の今頃、1歳9か月の時には絶食に陥ってしまい、遂に余命宣告を受けてしまいました。

marimotan.hatenablog.com

まだコロナが蔓延する前だったので、どんなに体調が悪くても週に3日は一人でお留守番をしなければななかったマリモはきっと心細かったことでしょう。いつも私の出勤前には「キューン、キューン」と寂し気に吠えて、行かないでと懸命にアピールしてきました。

尿毒症を発症する前は、私が帰宅してケージの扉を開けると元気に飛び出してきて大喜びでお迎えしてくれたものでしたが、もうこの頃は飛び出してくることもなく、ケージの中のベッドからただただ抱っこをせがむのみ。そんなマリモを見ていると、何故この子はこんな苦しいばかりの犬生を生きなければならないのかと、悔しくて悲しくて泣いてばかりいました。

ピリカを抱っこしているとマリモを思い出す

今、毎晩のようにピリカを抱っこしていると、抱っこ好きだったマリモを思い出します。ピリカは夜になって眠くなると抱っこをせがんできますが、マリモは私が座っているときは基本的にいつでも抱っこ。私がソファーに横になればすかさず私のお腹の上に乗ってきて一緒に寝る子でした。腎不全の為に飲水量も尿の量も多かったマリモは睡眠中にお漏らししてしまうことがあったため、私のお腹の上でお漏らししてしまうことも度々有りましたが、それさえ今では懐かしい思い出です。

警戒心が強くて私達といる時には殆ど他の犬と遊ばなかったマリモ。虹の橋で寂しい思いをしていないか心配になることもありますが、トレーニング教室では他のワンコ達と楽しそうにしていましたし、きっと元気に楽しく過ごしていると思うことにしています。

f:id:Marimotan:20220220095902j:plain

お友達と楽しそうに遊ぶマリモ(トレーニング教室にて)

短かった犬生を懸命に生き抜いたマリモには、早く健康な身体に生まれ変わって、次の犬生を楽しく幸せに生きて欲しいと思う半面、まだまだ虹の橋から我が家を見守っていて欲しい気もします。

夫に話すと相手にされませんが、私には今も時々マリモの声が聞こえることがあります。ピリカの声は意外と太めで、小さな身体のわりに低音の貫禄のある声なのですが、マリモの声は超小型犬らしい高い音。発音も「ワン!」と「アン!」が混ざり合った発音で、ピリカとはかなり違うので絶対に聞き間違えたりしません。

マリモもいつかは生まれ変わって、虹の橋から何処かに生まれ落ちていくのでしょう。でも、マリモの声が聞こえているうちは、虹の橋に居るとはいえ、まだまだ我が家の子、ピリカのお姉ちゃんでいてくれているのだと思います。

いつかマリモの声が聞こえなくなる日を思うと寂しい限りです。でも既に虹の橋生活の方が長くなったのですから、そうそう私の勝手な願いに縛り付けるわけにも行きません。寂しくてもマリモの生まれ変わりと健康で幸せな犬生を祈っていこうと思います。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村