まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:5回目のまりも記念日と3回目の命日

日向ぼっこが大好きだったマリモ。

5回目のまりも記念日と3回目の命日

こんにちは。

今年のお盆は猛暑と台風で大変でしたね。ニュースを見ると西日本はかなり深刻な被害が出いますが、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、これ以上被害が大きくならないことを祈っております。

幸い横浜市はあまり台風の影響を受けることもなく過ぎましたが、我が家は特に出かけることもせず、お盆休みは家でのんびり過ごしました。ただでさえバタバタしている時に転職した自分が悪いのですが、介護も転職もAtelier Marimoも!と欲張りすぎたせいか、最近心身ともに電池切れ気味だったので、出かけない休暇で良かったと思います。

5回目のまりも記念日

昨日は5回目のマリモ記念日、マリモが我が家の子になった日でした。

あの日のことは今も良く覚えています。マリモ は家に着いてから全く吠えず、ベッドの上でただただシッポを振っていました。全然遊ばないマリモを夫があの手この手であやしていたのがつい先日のように思い出されます。

それから少しずつ我が家に慣れてゆき、少しずつ活動範囲を広げていったマリモ。夫と2人でスクスク成長するマリモを見守った日々は本当に幸せな時間でした。我が家では1度しか祝うことのなかった「まりも記念日」ですが、これからもずっとお祝いしていくつもりです。

因みに来週、8月22日は3回目のピリカ記念日になります。猛暑が続く中でも元気いっぱいのピリカ。残念ながら記念日当日は夫は不在なので、週末に夫とピリカと楽しくお祝いしたいと思います。

2019年5月頃 お友達と元気に遊んでいました。

今年も雨が降りました

もう3ヶ月も前のことになりますが、5月19日にマリモの3回目の命日を迎えました。あれから3年、マリモを思い出しては未だに時々泣いている私ですが、ピリカの明るさと元気さのおかげでやってこれたと思います。

マリモが旅立った日は5月にしては肌寒い雨の日でした。そのせいか5月の雨は私にマリモが旅立った日を思い出させます。そして偶然ですが、昨年も今年もマリモの命日は雨が降りました。ピリカと並んで窓から冷たい雨を見ていると、マリモの記憶がより鮮明に思い出され、一緒に暮らした日々を愛おしく感じます。

あの日々のことは決して忘れていませんが、やはり時間とともに記憶は少しずつ遠ざかっていきます。しかしピリカと一緒に雨を見ていると、あの日、衰弱したマリモを抱えて朝一に病院に行ったこと、雨の中を酸素ボックスを借りに走ったこと、夫と2人で苦しそうなマリモを見ながら何度も背中をさすったことなど色々と思い出され、3年が過ぎても涙が溢れます。

2019年1月頃。抱っこ大好きの甘えん坊でした。

最近は良くも悪くも毎日が忙しく、マリモがいた日々を思い出す回数は減りました。幸い新しい仕事はとても順調で毎日充実していますが、義父や母のサポートに関しては、一時より落ち着いてきたとはいえ常に何かしらの問題が起きています。

続く札幌通い

7月初旬には、義父がお世話になっていたケアマネさんが配置転換で担当から外れることになり、新しいケアマネさんとの面談を兼ねて札幌の義父に会いに行きました。

義父はヘルパーさんの力を借りながら1人で頑張っていますが、最近はかなり食が細くなってきています。ケアマネさんをはじめ、皆さん私が何度も東京と札幌を往復しなくて済むよう気遣ってくれますが、それでも何だかんだと次々に対応すべきことは尽きません。

命日のたびに毎年雨が降るのは、そんなバタバタとした日々を過ごす私に、マリモが「マリモはここに居るよ!」と話しかけているようにも思えてきます。

在宅勤務が始まって

4月に始まった在宅勤務も、早いものでもう5ヶ月目。当初は足に纏わりついては大騒ぎしていたピリカも、今ては私が仕事を始めるとお昼寝しながら待っています。

毎日ピリカと過ごしていると、やはり転職は正解だったと思えるのですが、同時にマリモの時も家にいてあげたかったと思わずにはいられません。

思い返せば、マリモは抱っこが大好き好な子でした。

2020年4月 在宅勤務になったパパに毎日抱っこされていました。

 

朝、ピリカはケージから出ると毎日大暴れですが、マリモはママの抱っこで二度寝が定番のコース。昼間も元気に遊んだあとは必ず「抱っこして」と足元に来る子でした。

できることなら、もっともっとたくさん抱っこしてあげたかったと思います。

たとえ生まれ変わっても

マリモが旅立ってからもう3年以上が過ぎましたから、もしかしたらマリモはもう生まれ変わっているのかもしれません。でも、たとえ生まれ変わってどこかの家の子になっていても、マリモはいつまでも我が家の大切な家族。うちの子記念日だってずっと祝っていきます。

できるなら次に生まれても我が家に来て欲しいけれど、もし別の家の子になったとしても、マリモが健康で幸せな犬生をおくれるよう、いつまでも祈り続けたいと思います。