まりも16回目の月命日
こんにちは。一昨日は台風の影響で大雨だった横浜市ですが昨日と今日はお天気も回復し、ピリカは張り切って長時間のお散歩に出かけました。
昨日はマリモ16回目の月命日でした
まりもが旅立ってから、早いものでもう16か月が過ぎてしまいました。2歳になった直後に旅立ったマリモと私達が暮らした期間は1年9か月でしたから、もうすぐ旅立ってからの日々が一緒に過ごした時間を超えることになります。でも不思議なものでマリモと過ごした時間は全く遠ざかる感じはありません。ピリカの成長を見ると、マリモが旅立ってからの月日を感じますが、マリモと暮らした期間は短かったものの、むしろ理不尽に短かった分だけ記憶に残っているのかもしれません。
マリモと暮らした日々の大半は病院通いでしたし、時間的にも経済的にも精神的にも余裕のない日々でした。でもやはり可愛いマリモと過ごした日々は幸せだったことに変わりはありません。マリモが生後3か月で我が家にやってきてから、腎不全発覚までは夫と二人でマリモの成長を喜び合い、腎不全発覚からは血液検査の結果に一喜一憂しながらも、懸命に生きるマリモの姿を見ては勇気づけれていました。
我慢強かったマリモ
家にいるときは時々お薬を飲むのを嫌がったりしたマリモですが、病院ではもう注射針の打ちすぎで固くなった静脈に、何度針を刺されても抵抗もせず、とにかくじっと耐えていたそうです。まだコロナ禍が始まる前は、尿毒症を発症しても一人でお留守番している日もたくさんありました。本当に我慢強い子だったと思います。
今となっては最後の1か月半の間、私も夫も在宅でマリモとの時間をたっぷりとれたこと、家で二人そろって最期を看取れたことがせめてもの救いですが、やはり2歳は早すぎる旅立ちでした。
ピリカはもうすぐ1歳3か月
元気すぎるくらい元気に成長しているピリカは、もうすぐ1歳3か月になります。マリモが重度の尿毒症を発症し、前脚に絶えず留置針を指すようになったのは1歳6か月の時ですから、ピリカを見ているとマリモが元気に遊べた日々がいかに短かったかを思い、涙がこみ上げてきます。
1歳を過ぎたころからマリモはあまり家を散らかさなくなりましたが、ピリカはまだまだいたずらっ子のお転婆娘で、ソファーをボロボロにしただけでは飽き足らず、クッションカバーにも穴をあけてしまいました。きっと虹の橋から我が家の様子を見ているであろうマリモに、ピリカのお転婆ぶりを注意してほしいくらいです。
昨年ぐらいまでは凄く元気ではあるものの、ちょっと細めというか脚も胴も細長いイメージだったピリカですが、1歳を過ぎるころには体形は違いますが、4kg越えの大き目ヨーキーだったマリモに劣らぬ4kgのヨーキーに育ちました。ご近所では「アスリート犬」と言われるほどよく走り、見る人が一様に驚くほどのジャンプをするピリカはヨーキーにしては筋肉質というか、可愛いけれど触るとガッチリしています。
女子としてこの体形はどうかと思うこともありますが、ピリカはしっかり大きめのヨーキーのマリモを継ぐものとして、先代に負けない体格に育ったのかもしれないなと思ったりもします。
マリモお姉ちゃんの分まで元気に
同じ犬種なので当然ですが、ピリカを見ているとマリモそっくりだと思うことが度々あります。決定的に異なるのは食欲と警戒心。腎不全のため絶えず吐き気があり、食が細かったマリモに対し、ピリカは食いしん坊。運動量が多いので太りませんが、ヨーキーにしてはよく食べる子です。
また警戒心が強かったマリモはあまりリビングから出ようとしませんでしたが、ピリカは元気すぎるので何処にでも入り込んでは、結構高いところに上ってしまったり、思いがけない高さまでジャンプすることがあり、ヒヤッとすることもあります。幸いここまでは全くけがはなく過ごしていますが、危険がないよう夫も私もフェンスを付けたり家具の配置を変えたりしても、本当に想定外のお転婆さなので対策が追いつきません。トレーナーさんに危ないことはしないように訓練してもらってますが、天性のお転婆娘にどれほど効き目があるか・・・。でもピリカが全く怪我をせずこれたのも、虹の橋からマリモが守ってくれているのかもしれません。
月命日がくる度に、短い生涯を精一杯生き抜いたマリモを思いながら仏壇に手を合わせ、どうかピリカは元気に育つよう見守ってねとお願いしています。ピリカにはまりもの分も元気に生きて楽しんでほしいと心から思います。