まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:まりもの一周忌(2)

まりもの一周忌(2)

こんにちは。

今日は昨日に引き続き、まりもの成長記録を振り返りたいと思います。マリモの生涯は短かっただけで無く、その4分の1は点滴用の留置針を外せない日々でした。私は時間の許す限りマリモと過ごし、毎日必ず抱っこしてのんびり過ごす時間を取っていました。週に3〜4回、具合が悪い時には毎日通った病院でも、混んでいる日には1時間近くもマリモを抱っこして待ちましたが、それも今では良い思い出です。マリモが生きた最後の日に止まった腕時計は、今も骨壷と一緒にペット用仏壇に入っていますが、この腕時計を見ると抱っこした時に興味津々で時計をいじっていたマリモを思い出します。

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 <2019年>

 

9月

まだまだ暑さが続いていましたが、マリモは元気に過ごしていました。中旬には私たちが北海道に帰省中にお泊りトレーニングにも参加し、お友達と楽しそうに遊んでいました。

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9月上旬。パパっ子のマリモは夫の帰宅時間が近づくと、毎日玄関で待っていました。

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9月中旬。大好きだったお泊りトレーニングも、この時が最後になりました。

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9月下旬。ソファーのお気に入りの位置に座るマリモ。この写真は夫が最も気に入っているマリモの写真です。

10月

それまでで一番食欲もあり、元気いっぱいに過ごしていました。私はそんなマリモを見て、どこかに旅行に連れていきたいと思っていましたが、結局旅行に行くことはありませんでした。

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10月上旬。元気にへそ天。

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10月中旬。大好きだった靴下の取り合い。

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10月下旬。食欲旺盛で元気いっぱいに過ごした最後の日々。ママの実家にて。

11月

10月に比べて少し食欲が落ちたものの、上旬までは元気に過ごしていました。11月23日の朝に突然嘔吐して尿毒症が発覚してからは、連日の点滴が始まりました。

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11月上旬。少し食欲が落ちてきていましたが、尿毒症の兆候は見えていませんでした。

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11月23日、重度の尿毒症のため毎日の通院が始まりました。

12月

連日の点滴の成果が表れ始め、マリモは元気を取り戻していきました。前足には点滴用の留置針を刺し続けることになりましたが、公園をお散歩できるほどに回復し、無事に年末を迎えました。

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12月上旬。連日の点滴通いの効果が出始めて元気が戻ってきたころ

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12月下旬。かなり回復して無事に年末を迎えました。

<2020年>

1月

無事にお正月を迎えたと思ったら誤嚥性肺炎で高熱を出してしまい、年明け早々連日の点滴が始まりました。なぜかベッドではなくお出かけ用のバッグに入りたがったマリモ。元気になってまたお出かけしたかったのかもしれません。

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2020年のお正月。キャリーバッグに入って初詣に行きました。

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誤嚥性肺炎で高熱を出し寝込むマリモ。なぜかベッドではなくお出かけ用のキャリーバッグに寝たがるのでキャリーバッグにタオルを敷いてベッド代わりにしていました。

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1月下旬。肺炎から回復し、体調も安定していました。

2月

肺炎から回復し比較的体調は安定していましたが、中旬以降絶食に陥り、ついに余命宣告を受けることになりました。

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2月上旬。比較的体調が安定していて、点滴必須とはいえ元気に過ごしていました。

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2月中旬。この後絶食状態に陥ってしまいました。

3月

約2週間絶食が続き、余命宣告を受けたにも関わらず、3月3日にボーロを口にして以降、マリモは医師も驚く奇跡の復活を果たし、2度目の春を迎えることができました。

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余命宣告後の3月3日、湯たんぽの上で起き上がろうとするマリモ。ここから復活が始まりました。

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絶食からの奇跡の回復。まったく動けない状態から尻尾を振って歩くまでに回復しました。

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奇跡の回復を果たして、2度目の桜の季節を迎えました。

4月

コロナの感染拡大による緊急事態宣言で夫は在宅勤務、私は自宅待機となり、毎日マリモと一緒に過ごせるようになりました。パパっ子のマリモは毎日パパの膝に座り、ギターを聞いてご機嫌でした。

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暖かい日には窓際で日向ぼっこをしていました。

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緊急事態宣言で在宅勤務になったパパ。マリモはいつもお仕事中のパパの膝に乗っていました。

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4月下旬、パパのギターを聞くマリモ。

5月

5月2日、マリモは2歳の誕生日を迎えました。しかしその2日後から再び絶食に陥り、5月19日の夜に虹の橋に旅立ちました。最後の最後まで本当によく頑張ってくれました。

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5月2日、2歳のお誕生日。この直後から急激に衰弱していきました。

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5月12日、生涯最後のお散歩。

5月19日の夜に虹の橋へと旅立ってしまったマリモ。思い返しても本当に短い生涯だったと思います。5月21日に葬儀を終えて、今は小さな骨壺袋に入っているまりも。虹の橋では元気に走り回っていてほしいです。

 

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ピリカは元気いっぱいに育っておりとても可愛いのですが、それでもやはりマリモが恋しい思いはあまり変わることはありません。どう表現したらいいかわかりませんが、一緒に過ごせた時間が短すぎて愛しても愛しても愛し足りなかったといいますか、してあげたかったことが山ほど残ったままです。

もちろんマリモにしてあげられかったことはピリカにたくさんしてあげようと思いますが、マリモはマリモ、ピリカはピリカですからマリモにもっと色々してあげたかった、もっと一緒にいたかったという思いは消えることはありません。いい加減「泣き虫ママ」は卒業!と思っても相変わらず泣き虫ママのままですが、もともと涙脆いのでもう仕方ないかな・・・。

でもマリモのおかげで始めたハンドメイド、元気いっぱいのかわいいピリカ、マリモのブログを通じてできた新しい交流もあるのですから、時々大泣きしながら前を向いていきたいと思います。

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