まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語:15、マリモ、ヒートになる

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1歳3か月頃。遊び疲れるといつも膝に乗りたがった。

15、マリモ、ヒートになる

 

4月に入って少しした頃、前回の検査から約1カ月経ち、また療法食に切り替えてからもちょうど1カ月と言うことで血液検査をした。

<血液検査> 2019年4月9日

BUN 92

CREA 2.9

第3期に変わりはなく十分高い数値とはいえ、前回よりもわずかに数値が好転している。通院が始まってからはほんの少しずつとはいえずっと悪化傾向だったので、微かにでも好転したのは嬉しかった。医師の話では、恐らく療法食に切り替えたのが効いたのだろうということだった。

ヒート始まる

そして、その頃マリモの初めてのヒートが始まった。殆どの雌犬は乳腺癌予防の為にも最初のヒートが来る前に避妊手術をしてしまう。しかし、マリモは腎不全のために手術を受けていなかった。

ヒートが始まった日は日帰りトレーニングの日で、マリモを送ってきたトレーナーさんが、マリモのヒートが始まっていることに気づき、教えてくれた。トレーナーさんに言われてマリモの股間をよく見てみると、確かに血が出ている。でも人間のような生理痛は特に無いようで、マリモはいつも通り元気だった。

犬のヒートはなかなか厄介なものだ。人間の生理のようには出血しないものの2週間程度は少量の出血が続く。オムツをしてくれればいいけれど、マリモのように多飲多尿だとオムツがいくつあっても足りない。いろいろ考えた結果、私はマリモには病院に行くとき以外はオムツを履かせないことにした。

幸いマリモはトイレの躾はしっかり身についており、頻繁におしっこをするものの、ちゃんとトイレでする。であればオムツをしてオムツの中に大量におしっこをされるよりも、おしっこはトイレにしてもらい、ヒートの血液が家具を汚さなよう対策をする方がマリモも過ごしやすいだろう。

バスタオルでヒート対策

私は家具を汚さないように、古めのバスタオルをソファーやベッドなど、マリモが良く座ったり寝転んだりしている場所に敷き詰めることにした。マリモはあちこちに敷き詰められたバスタオルで遊ぶことが気に入ったらしく、人がせっかく敷いたタオルをクチャクチャに丸めたり、転がって包まったりして遊びまり、楽しそうにしていた。

ヒートの間は日帰りトレーニングは難しいかもしれないと思ったけれど、トレーナーさんは特に体調が悪くなければ問題ないと、通常通りに預かってくれた。また、本には散歩の際にも雄犬が寄ってこないよう気を付けるようにと書いてあったけれど、特に雄犬が寄ってくるようなこともなく、血液対策以外は、生活に大きな変化は無かったように思う。

ただ、食欲は若干落ちてしまったようだった。元々あまり食欲のないマリモが更に食欲をなくしてしまうと、殆ど食事をしなくなってしまう。私は普段よりかなりトッピングを多めにして、時間を掛けて何とかマリモに食事をさせた。

また、3月に受けた血液検査の結果があまり良くなかったこともあり、マリモは普通のドッグフードから腎臓病用の療法食に切り替えていた。タンパク質不足を補うためにトッピングにウエットフードや手作り食を使っているとはいえ、もともと美味しいとは言い難い療法食をモリモリ食べるわけがない。これ以上食欲が落ちたら、どうやって食事をさせたらいいのかと目の前が暗くなった。

とはいえ、食欲が落ち込んだのは最初の2日間ぐらいで、後はしっかり普段通りに戻っていた。ヒートが来たということは、マリモはまだ1歳とはいえ妊娠できる体になったということだ。重病を抱えているマリモを妊娠させるようなことは無いし、ヒートへの対応は洗濯物が増えて大変だったけれど、マリモの身体はちゃんと成長しているのだという証明でもあると思うと嬉しかった。

 ※まりもの名前は本来ひらがな表記ですが、文中では読みやすいようにカタカナにしております。

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