まりも日和

先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」について綴った「まりも物語」(腎不全と闘った642日間の記録)と、2020年8月に我が家にやってきたおてんば娘「ぴりか」の成長記録「ぴりか日記」、ハンドメイドについて書いた「Atelier Marimo」、その他夫婦二人生活の日々の出来事や思うことを綴ったブログです。

まりも物語 & ぴりか日記:奇跡の雛祭り

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2020年3月、奇跡の復活を果たしたマリモ。

奇跡の雛祭り

こんにちは。

今日は雛祭りですね。うちもお雛様はありませんが、ピリカの初節句なのでお祝いする予定です。

昨年の3月3日

昨年の今日は私にとって決して忘れることのできない日です。2月の下旬から絶食に陥り、一気に衰弱して余命宣告までして受けたマリモが、ボーロを食べたのをきっかけに、再び食べ始めた日送りまりた。そしてこの日を境にマリモは奇跡の復活を遂げることになりました。

前日までは液体療法食をシリンジで注入しても全て吐き出してしまい、ほんの少しのお水しか飲めなかったにもかかわらず、2回目のひな祭りだったあの日、まりもは自力で食べ始めました。そして夕方、電気釜からご飯が炊きあがったアラームが鳴ると、自力で立ち上がって私の足元まで歩き、「ママ、ご飯ちょうだい」とアピールしたのです。

私は嬉しくて炊き立てのご飯を小皿にとると、急いで冷ましてマリモにあげました。そしてマリモは美味しそうにご飯を食べ、その数日後には再び公園をお散歩できる迄に回復してゆきました。

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2カ月間の奇跡

それからちょうど2ヶ月後に再び絶食に陥るまで、マリモは医師も驚くほど元気に過ごしてくれました。私はマリモの偏食ぶりが心配でしたが、医師は「今の状態で食べていることが奇跡。食べたがる物をあげて下さい。」といつも言っていました。自力では殆ど動けない状態から回復し、人間用のパンやお菓子しか食べないとはいえ自力で食べ始めたマリモを見て、私はその生命力に感動し、毎日マリモが食べてくれる物を探してスーパーやベーカリーを歩きました。

あの時、マリモの消えかけた命の火を再び燃やしたものは一体何だったのでしょうか。きっと詳細に調べれば医学的な根拠があるのだとは思いますが、私は悲嘆にくれる私を見ていたマリモが最期の力を振り絞って、奇跡のような2カ月間をくれたのだと思っています。きっと、マリモに2歳の誕生日を迎えさせるという私の悲願の為に頑張ってくれたのだと。

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あれから1年

早いものであれから1年が過ぎ、今では元気いっぱいのピリカが家の中でも外でも暴れまわっています。ピリカは先日無事に避妊手術も済ませ、体重も3.5kgとマリモとほぼ同じ大きさになっています。

また、コロナ蔓延により在宅時間が増えたことで手芸をする機会が増え、朧げにハンドメイドで作品を作って売りたいなと思い始めたのもこの頃です。そしてまだハンドメイドマーケットには出品していませんが、先日初めて製作料を頂いて割烹着の製作依頼を受けました。

マリモと過ごした日々は少しずつ遠ざかってしまっていますが、マリモが残してくれた思い出も、必死に生き抜いた姿もずっと私の記憶の中で生きています。マリモについて考えると今も泣いてばかりの私ですが、虹の橋のマリモが安心してくれるように、元気を出してピリカを大切に育てなければと思います。

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今日が初節句です。

ピリカの初節句

ピリカは何処に行っても男の子と間違われてばかりの元気な子ですが、これでも一応は女の子、今日はピリカにとっては初節句です。

まだ何を作るかは考え中ですが、何か雛祭りっぽいご飯を作ってあげたいと思います。そして今年は間に合わなかったのですが、来年のお雛祭りまでにはピリカ用にぬいぐるみのお雛様を作ってあげたいなと思いっています。

 

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